日本の朝食の定番、納豆。毎日欠かさずに食べている人も多いが、納豆を製造するメーカーも大規模なものから個人で経営する小規模なもの、国産大豆を使用しているこだわりのメーカーまでさまざまだ。

そんな納豆の中でも、納豆コンテスト日本一に輝いたこともある埼玉県の「松葉納豆」は、北海道産の大粒大豆・とよまさりを使用し、ふっくらと仕上げた逸品で非常に多くのファンがいたが、店主がご高齢のため工場を閉じることに。


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■日本一を継承・杉の子納豆

しかし、それを受け継いだ納豆が現在も販売されている。販売されている場所は、社会福祉法人・埼玉福祉事業協会が運営する杉の子マートなどの店舗だ。

名前は杉の子納豆と変わっているが、間違いなく松葉納豆直伝で作られた、日本一の味を継承したものだ。


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■これが最高にウマい

大豆の粒も非常に大きく、見るからに美味しそう。これが2パック入りで1つ180円なのだから、とてもお得に感じられる。

気になる味だが、これが最高にウマい。いつものスーパーの小粒納豆もそれはそれで美味しいが、やはり大粒の大豆を食感良く蒸し上げ、熟成して美味しさを引き出した杉の子納豆の味には敵わない。近所の店で売られていたらリピート間違いナシだ。

■見かけたらぜひ手に取ってみて

全国で多くの社会福祉法人が障害を持つ方とさまざまな食品を製造し販売しており、応援するために積極的に購入したいと思いつつも、味を一般的に売られている物とどうしても比べてしまうことも事実。

しかし杉の子納豆は、日本一に選ばれた松葉納豆直伝の味なだけあり、やはり段違いに美味しい。障害を持つ方も素晴らしい技術を身に着け、消費者も絶品の納豆が味わえる。このようなシステムを作り上げた埼玉福祉事業協会と松葉納豆には頭が下がる思いである。

記者が購入した杉の子マート以外にも、大宮市場内にある杉の子納豆製造所、通販などでも杉の子納豆は購入可能。もし見かけたら、ぜひ手に取ってみてほしい。

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(取材・文/Sirabee 編集部・熊田熊男

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