マンチェスター・ユナイテッド入りのオランダ代表DFティレル・マラシアがクラブの1stインタビューで意気込みを語った。

マラシアは身長169cmと小柄ながら、対人での粘り強さと攻撃センスが魅力の左サイドバック。昨季も公式戦50試合でプレーして、昨年9月にオランダ代表デビューも遂げた。

そうした台頭ぶりから今夏の去就が騒がれる存在になるなか、一時はリヨン行きが有力視される状況だったが、割って入ったユナイテッドが5日に獲得をアナウンスしている。

「この気持ちは言葉じゃ言い表せない。この数週間でたくさんのことが起こったし、ここにいられて幸せだ」

エリク・テン・ハグ新監督のユナイテッドにとって、今夏1人目の新加入選手となるマラシアは移籍決定時の心境をそう表現すると、タイミング的にも適切な移籍だと胸を張った。

「あらゆる面で適切なタイミングだったと思う。監督との話もそうだし、プレミアリーグプレーするのもずっと夢だった」

ユナテッドフェイエノールトロビン・ファン・ペルシ氏やMFタヒス・チョンをはじめとする選手を介して繋がりが多くあるが、この移籍を誰にも相談しなかったという。

「この決断については誰とも話をしなかった。ロビンとは昔、話をしたり、一緒にプレーして、マンチェスターでの経験を聞いた」

「タヒスとは彼がイングランドに行った後もずっと連絡を取り合っていたし、常に良い感覚があったんだ」

また、オランダ出身選手で振り返っても、ルート・ファン・ニステルローイ氏、エドウィン・ファン・デル・サール氏が過去に在籍とあって、高揚感に浸る移籍だったようだ。

「もちろん、興奮するよね。彼らはここで素晴らしい活躍をしたし、僕もそうしたオランダ人選手たちの一員になりたい」

そんなマラシアは憧れの選手を問われ、かつて左サイドバックとして活躍した「パトリス・エブラ」と回答。同胞がいるチーム状況についても「適応が楽になる」と歓迎した。

最後にファンに対するメッセージを求められると、ユナイテッドでのプレーを誇らしく思いつつ、活躍を誓った。

マンチェスター・ユナイテッドファンのみんな、こんにちはティレルです」

「感謝したいし、みんなのためにプレーすること、このバッジがついたシャツのために戦うことが楽しみだ。行くぞ」

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