フルアムが、シャフタール・ドネツクイスラエル代表MFマノー・ソロモン(22)の獲得を決定的なモノにした。移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏が報じている。

フルアムは過去にアーセナルも関心を示した逸材獲得に向け、プレミアリーグ昇格が決定した段階からシャフタールと交渉を行ってきた。

しかし、先月に国際サッカー連盟(FIFA)がロシアウクライナに所属する外国籍選手・スタッフに対する、他クラブへの移籍特例措置延長を決定したことで、交渉が一時中断。

そういった中、一時は交渉破談も伝えられたが、フルアムとシャフタールは1年間のレンタル移籍という条件で合意。すでにクレイブン・コテージ行きに同意していたソロモンは、6日にロンドン入りしてメディカルチェックを受診する予定だ。

22歳にしてイスラエル代表で31キャップを刻むソロモンは、母国のマッカビ・ペタティクバから2019年1月にシャフタールへ加入。ここまでは公式戦106試合22ゴール9アシストを記録。2020-21シーズンのチャンピオンズリーグではレアル・マドリー相手にグループリーグ2試合でそれぞれ1ゴールずつ奪う活躍も披露していた。

ウイングを主戦場に2列目の複数ポジションをカバーする170cmのアタッカーは、スピードと優れた足元の技術を生かしたドリブル突破が最大の特長。また、オフ・ザ・ボールにおける鋭い背後への飛び出しや、アタッキングサードでの遊び心のあるチャンスメークと攻撃面で違いを作れる逸材だ。

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