日本経済新聞社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:長谷部剛)の情報サービスユニットに所属するデータサイエンティストの櫻井亮佑、増田太郎両氏と、日経イノベーション・ラボ所属のデータサイエンティストである⻘田雅輝氏らは、世界最大級のデータサイエンスコミュニティ「Kaggle」が開催した機械学習のコンペティション「U.S. Patent Phrase to Phrase Matching 」で1,889チーム中8位に入賞し、金メダルを受賞しました。この結果を受け、櫻井氏と増田氏が「Kaggle Master」、⻘田氏が「Kaggle Expert」の称号を獲得しました。
今回のコンペティション( https://www.kaggle.com/competitions/us-patent-phrase-to-phrase-matching )は自然言語(テキスト)処理技術に関するものでした。具体的には特許において指定された分野の文脈を考慮しつつ、特定の2つのフレーズ間の類似度の予測性能を競いました。櫻井氏、増田氏、⻘田氏らのチームの解法はこちらのブログ( https://hack.nikkei.com/blog/kaggle202207/ )でも解説されています。コンペティションは6月20日に終了しました。

日経では記事データなどの大量のテキストデータを活用したサービス・プロダクトの研究開発に注力しています。今回の結果が日経の自然言語処理に関する技術力を証明できただけでなく、同コンペティションから得られた知見が研究開発業務にも生かせると考えています。

社員がKaggleのコンペティションで金メダルを獲得するのは、日経イノベーション・ラボに所属する石原祥太郎氏らが2019年に「PetFinder.my Adoption Prediction( https://www.kaggle.com/competitions/petfinder-adoption-prediction ) 」で優勝したことに続いて2度目です。



世界中からデータサイエンス・機械学習に興味のあるユーザが集う最大規模のオンラインコミュニティです。その中でもKaggleで開催されているコンペティションは、機械学習モデルの予測性能を競い合う人気コンテンツとなっています。日経は2019年にKaggle主催のオンサイトイベント「Kaggle Days Tokyo( https://www.kaggle.com/c/kaggle-days-tokyo )」でコンペティションを開催しただけでなく、石原氏がKaggle関連の書籍を出版するなどKaggleコミュニティへの貢献を意識した取り組みを行ってきました。

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