映画「バイオレンスアクション」完成披露試写会が7月6日に都内で行われ、主演の橋本環奈をはじめ、杉野遥亮、鈴鹿央士、馬場ふみか、太田夢莉、城田優高橋克典が登壇し、舞台あいさつを行った。

【写真】「とんでもないNGを出した」と笑いながら語った馬場ふみか

累計発行部数50万部超、オンラインアクセス数1000万PV超のコミック「バイオレンスアクション」を実写映画化した本作。ピンクボブのゆるふわガール・菊野ケイは日商簿記検定2級合格を目指し、専門学校に通いながらアルバイトをしているが、バイト先は殺し屋で、ケイはすご腕のヒットガールというもの。

橋本環奈「ワイヤーアクションが難しかった」

登壇した橋本は、「今日初めて皆さんに見ていただけるということで、すごくうれしいです。夏にピッタリな作品になっていると思いますので楽しんでいってください」とあいさつ。

登壇者全員が浴衣を着ていることについては、「今シーズン初めてです。皆さん夏らしくてすてきな浴衣姿です。明日、七夕でもありますし、季節柄、こういう衣装で登場できてうれしいです」と笑顔を見せた。

殺し屋の役ということで、撮影もかなりハードだったという。「大変でした。タイトルに『バイオレンスアクション』ってついているくらいなので、毎日毎日戦っていて。特にワイヤーアクションが難しかったです。ずっと吊られていて、体が動かなくなってくるんです。引っ張られているんですけど、自分で飛んでいるように見せないといけないし、かといって、自分でテンションをかけちゃうと回りすぎてバランスを崩しちゃうんです。そこが難しかったです」と撮影での苦労を明かした。

ケイと同じくバイトで殺し屋をしているだりあという少女を演じている太田も、「初めてのアクションで、下手すぎて城田さんにご迷惑をおかけしました。何度も練習に付き合ってくださいました。飛び蹴りがうまくできなくて、何度も危ない状況がありました。すみませんでした!」と城田に謝罪。

城田は「いえいえ、とんでもない。何度でも蹴ってください(笑)。一回ヒットして『おぉ~』って感じになりましたけど、初アクションなんで力んじゃうと思うんです。だからいいんですよ」と優しくフォローした。

■鈴鹿央士、まずいラーメンを食べるシーンで「ちょっと出ちゃいました」

緊張感のあるアクションシーンも多いが、ラーメン店でのシーンの撮影に関して、橋本は「のほほんとしていました」と言うと、ラーメン店の店長役の馬場が「私がとんでもないNGを出したんです。『そこの酔っ払い!』っていうせりふを『そこの“おっぱい”!』って言っちゃって、現場の時が止まった感じになりました(笑)。店長が“巨乳おっぱいキャラ”でもあるので、『お前が言うんかい!』って感じにもなってました(笑)」と明かした。

鈴鹿も失敗をしたそうで、「すごくまずいラーメンを食べるシーンがあるんです。作ってくださった方は『一応、食べられる味にしました』と言って持ってこられて、『あ、大丈夫だ』と思って本番ですすったんですけど、本当にまずかったので、ちょっと出ちゃいました」と告白。すると、橋本は「食べたものがそのまま出てきて逆再生みたいでした(笑)」と思い出して大笑いしていた。

最後は橋本が「撮影したのが1年半ぐらい前なので、ようやく皆さんにお届けできることができて、すごくうれしく思っております。今日見てくださって、楽しかったな、面白かったなって思ったら広めていただきたいです。夏にピッタリな豪華な音楽とアクションが爽快感があって、あっという間に感じられる映画だと思います」とメッセージを届けて、舞台あいさつを締めくくった。

映画「バイオレンスアクション」は8月19日(金)より全国公開。

◆取材・文=田中隆信

映画「バイオレンスアクション」完成披露試写会に登壇した太田夢莉、橋本環奈、馬場ふみか(写真左から)/撮影:田中隆信