1998年に急逝したX JAPANのギタリストでソロアーティスト(hide with Spread Beaver/zilch)としても活躍していたhide。彼の遺した音楽を世に届けるため奮闘する弟と仲間たちの軌跡を描いた『TELL ME ~hideと見た景色~』が7月8日(金)より公開される。このたび、hideと親交のあったミュージシャンらの作品へのコメントを劇中のライブシーンに載せたコメント予告映像が解禁となった。
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hideの実弟で、彼のマネージャーを務めていた松本裕士の著書「兄弟 追憶のhide」(講談社文庫刊)をもとに描かれる本作。hideの音楽を世に届けるため、兄の意志を継いだ裕士はhideの共同プロデューサーI.N.A.ら仲間たちとともに動きだすが…。本作が映画初主演となる今井翼が主人公の裕士役を演じていることでも話題を呼んでおり、またhideと二人で楽曲を制作していた共同プロデューサーのI.N.A.役を塚本高史が、hide役をロックバンド「FUZZY CONTROL」のギター&ヴォーカルでソロでも活動するロックギタリストのJUONが演じ、『今日も嫌がらせ弁当』(19)の塚本連平が監督と脚本を務めている。
このたび解禁されたコメント予告では、劇中のクライマックスを飾るhide with Spread Beaverのライブシーンとともに、hideと親交があったミュージシャンや著名人たちのコメントが映しだされていく。X JAPANのYOSHIKIは「hideの遺した音楽や芸術を、こうして世の中に語り継いでくれることに感謝します」、そしてLUNA SEAのJは「映画を見て本当にたくさんの事を思い出した。夢のようなその全てはいまもずっと輝いたまま続いてる。hide兄の鳴らしたサウンドはこれからも永遠に響き続けるでしょう」と想いを語った。
数々のコメントとあわせ、映像ではステージ上で渾身のパフォーマンスを見せるhide with Spread Beaverの演奏を舞台袖から見守る今井演じる弟の裕士の姿も捉えられている。彼の遺した音楽、そして圧巻のライブシーンをぜひスクリーンで目撃してほしい。
<コメント>
「hideの遺した音楽や芸術を、こうして世の中に語り継いでくれることに感謝します」
「映画を見て本当にたくさんの事を思いだした。 夢のようなその全てはいまもずっと輝いたまま続いてる。 hide兄の鳴らしたサウンドはこれからも永遠に響き続けるでしょう」
「hideさんの未来をつなごうと必死に戦うヒロシさんやメンバーの皆さんの苦悩が伝わって途中胸が痛くなったり、 僕の中のhideさんの思い出ともリンクして涙が止まらなかったり。 この映画を制作するにあたり僕らには想像できないほどの苦悩があったと思いますが、 hideさんを感じられる素晴らしい作品を創り上げてくださり本当にありがとうございます。 hideさんを愛する人たちを幸せにしてくれる映画だと思います」
●笠井信輔(フリーアナウンサー)
「弟役の今井翼の誠実な役との向き合いによって本当のhideが蘇る。 クライマックスのコンサートは、まるで『ボヘミアン・ラプソディ』だ」
●Crystal Kay(歌手)
「hideさんのストーリーをあまり知りませんでしたが、同じアーティスト目線で観て、身内のような感覚になりました。 特に最後のライブシーンは、ファンのみなさん、弟さん、そしてバンドメンバーの hideさんへの愛を感じ、とても感動しました。 hideさんの曲と、ファンに対する強くまっすぐな想い、常に先を考えているところがとてもかっこいいなと思いました」
「閉まっておきたかった言葉・出来事
あの日からいままで 色褪せ無いのは
兄弟の愛 家族の愛 仲間への愛
ファンへの愛 未来への愛
愛が今でも続いてるから
知れて良かった 観れて良かった
hideにまた逢えて良かった
そう思える映画です」
●上杉研太(SUPER BEAVER)
「hideから今日現在も新鮮で痛烈な刺激をもらっています。 彼、彼等の音楽と感性は永遠に自分の指針です。 SUPER BEAVERという名前にもシンパシーを感じながら自分も死ぬ気で音楽を鳴らしていきます」
●秋元梢(モデル)
「hideさんの周りにいた方たちの、残された側の苦しみや葛藤に胸が苦しくなりました。 家族もメンバーも仲間もファンも仕事の関係者も、皆hideさんを失って喪失感。 それでも尚『hide』と言うアーティストを尊敬し、残し、伝え続けてくれている事に感謝します。 改めてhideはhideであって、誰にも、なににも変えられない、唯一無二の存在だと言う事を深く深く実感しました。 いちファンである自分もですが、hideの魅力に心を奪われた、hideに救われた全ての人へ。。 また春に会いましょう」
「さぁ、hideさんに逢いに行こうぜ」
●いしわたり淳治(作詞家、音楽プロデューサー、作家)
「その瞬間、鳴り響いていたのは楽器じゃなく、まぎれもなく愛」
「スポットライトに照らされたステージの真ん中は
残酷な場所だ
それはそれはあり得ない程
唯一無二の輝きと引き換えに
多くのものを失い、傷付けられ
何処まで行っても孤独からは逃げられない
故に人生を賭け
命懸けの者でしかそこに立ち続けることは出来ない
そして
そこに立つ者を命懸けで支える仲間たちが居なければ
やはり、立ち続ける事は出来ない
この作品はその事を克明に記録したドキュメンタリーに思えた
俺も改めて命懸けでやらなきゃな、と背中を押された
死なねぇからさ」
文/富塚沙羅
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