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 気候変動による熱波の影響は今後100年でさらに威力を増すとする研究結果が報告されたが、今年もまた記録を更新しそうな猛暑となりそうだ。

 去年夏、アメリカカナダ記録的な熱波襲来で、山火事が多発し、道路や高速道路でひび割れや電線を溶かす事態が発生した。

 そして今年も再び、熱波がインフラを溶かしている。6月末に38度を越える猛暑となったカリフォルニア州サンフランシスコでは、ベイエリア高速鉄道の線路が熱で歪み、脱線を引き起こしたという。

【画像】 熱波で鉄道が歪み脱線事故発生

 6月21日の夕方5時頃、カリフォルニア州サンフランシスコ近郊を走るBART(ベイエリア高速鉄道)の一部路線で、列車の脱線事故が発生した。

 BARTは、2017年2011年2009年に3回の脱線事故を起こしているが、いずれも熱波が要因ではなかった。しかし今回の脱線は、熱が原因の可能性が高いとBARTは発表した。

 この日、ベイエリアの数か所では38度を越える外気温となり、猛暑に見舞われた。通常、線路の耐熱温度は46度とされているが、それを遥かに上回った60度に達していたようだ。

[もっと知りたい!→]今後我々は未だかつて経験したことのない猛暑を次々と体験することになる(米研究)

 そのため、熱によって線路が曲がり、後ろの2車両が脱線したという。

BART train derailment between Pleasant Hill and Concord halt service

 車内には約50人の乗客がおり、数人は軽傷を負って1人は病院へ搬送されたが、ほとんどの乗客が安全に電車から避難することができた。

 乗客の1人は、このように話している。

急に電車が止まって、激しく揺れ始めました。車掌が降りて電車の後ろまで行き、前に戻ってくると乗客に避難するよう伝えました。

 また、他の乗客は煙や火を見たと報告している。2両が脱線した後に発火した火花が原因で、小さな火災が発生し煙が出たが、火はすぐに消されたとBARTは述べている。

 なお現在、運行は部分的に再開しているが、国家運輸安全委員会カリフォルニア州公益事業委員会が現場を調査中ということだ。

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 猛暑の影響は鉄道だけではなく道路も同様だ。ミネソタ州では熱波の影響で、道路が曲がったり割れたりしているそうで、交通局は、道路に異変があった場合には速やかにルートを回避し、通報するよう呼び掛けている。

 日本は今週に入り、体温越えの異常な気温は収まりを見せたが、7月中旬から夏本番となり、例年以上の高温が予測されている。

 熱中症には十分気を付けよう!私もかき氷機の購入を検討中だ。かき氷って体温が一気に下がる感じがするのは私だけだろうか?

References:BART train derails north of Pleasant Hill; several minor injuries reported | News | DanvilleSanRamon.com |/ written by Scarlet / edited by / parumo

 
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熱波がインフラを溶かす。線路が歪んで電車が脱線する事態が発生