AIでのビジネスコミュニケーション分析を行うコグニティ株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役:河野 理愛 以下 当社)は、第26回参議員議員通常選挙において各政党が掲げる公約等をAIで分析し、その全分析結果を当社公式ホームページにて公開します。
 「何を主張しているのか」だけでなく「どのように主張しているのか」のロジック構成を分析することで、その実現力や危機対応策などについての「論理的思考能力」から各政党の主張を比較し、有権者が納得して投票するための情報提供を5日間連続で実施します。

「AIトーク分析で考える、2022参院選」特集ページ:https://cognitee.com/2022vote

【分析結果公開の背景】
 国政は私たち一人ひとりの意思決定で変えることができます。その最たる仕組みのひとつが選挙です。
 収束が見えないコロナ禍、激変する世界情勢が日本に与える経済問題、さまざま災害など、山積する課題を各党がどのように捉え解決を目指すか、そして実現できるのか、各党のリアルスピーチをAI分析することにより、有権者の意思決定をサポートすることが今回の分析結果を無料で公開する目的です。

【今回のAI分析の対象と結果】
 本プレスリリースでは主要政党の公約を分析し、各政党の特徴をそのロジックから紐解いた「公約比較」について、分析対象とその分析結果を紹介します。
 また特集ページでは「5日後に、意思決定する参院選」と題し、5日間にわたり各党の主張の分析結果を公開します。

※すべて特集ページ https://cognitee.com/2022vote で公開予定

■分析対象
現在公開中の「公約比較」では、各党が公開する公式YouTube・候補者公式YouTubeの選挙関連動画8本を対象としました(他、調査全体では政見放送5本・街頭演説41本)。

■分析結果サマリー「AI分析よる各党の特徴」


以降、サマリーに至った各項目の分析結果を抜粋して紹介します。

さらに詳しい分析結果については特集ページ(https://cognitee.com/2022vote)で紹介しています。

■分析結果1 「どのくらい、話がスムーズか?」
 分析対象である各動画の中で「あのー」「ええと」「まあ」などの不必要語(フィラー)が、何回口にされているかを分析しました。
 話者のクセを表していますが、基本的には話す長さに相関して増え、少なければ少ないほど「話すべき内容をよく覚えている・迷いなく」話している指標でもあります。

 話量の多さ(特集ページにて公開)と比較すると、日本維新の会は圧倒的にフィラーが多いと言えるでしょう。また公明党は「えー」が、自民党 については「まあ」がクセになっているようです。話量と比較して、れいわ新選組は圧倒的にフィラーが少ないと言えます。

■分析結果2 「一つの主張に対するロジカルさ」
 各動画の中で出た主な主張に対して「どのようなロジックで説明をしたか」を数値的に表しています。
 情報構成の分析(特集ページにて公開)と似たような分類となっていますが、全体に対する割合ではなく、ひとつの話題に対してどのような説明をしたか、つまり主張に対するロジカルさを分析しています。

 残念ながら立憲民主党日本維新の会は、主張に対する直接的な論理構成が検出されませんでした。社民党の数値が大きく見えるのは、調査対象の動画が短くて情報量と話題数が少ないことが理由です。ただし、ひとつの話題についてしっかり話していることには違いありません。

■分析結果3 「どの話題が大事な主張か」
 各動画の中で話された情報について、その説明量・補足の数や説明した情報の種類から、どの話題が聞き手の記憶に残るほどしっかり説明されたかについて、ランキング形式で検出しています。

 自民党公明党日本共産党は列挙型の話をしているため、1位に「いくつ主張があるか」が検出されました。日本維新の会「無償出産」国民民主党「給料Up」日本共産党中小企業の保険料減免」れいわ新選組消費税廃止」社民党憲法9条が、それぞれ一番説明された話題となります。

■分析結果4 「主張に対する根拠・背景理由提示」
 各動画の中で話された主なトピックに対して、直接的に根拠を持って説明された箇所を抜き出しています。
 最もロジカルな表現が多かった国民民主党の主張では、根拠付きの主張が3つ検出され、それぞれ記者からの質疑に対して、根拠付きで回答したものでした。

 その他政党の主な主張と根拠については、特集ページにて公開しています。

【今回の分析結果を通して】
 当社は創業時より「技術の力で、思考バイアスなき社会を。」を使命としています。この使命を果たすためには、誰もが公平に情報を入手し意思決定できる仕組みや技術が必要と考えます。
 今回の参院選の各党スピーチのAI分析をはじめとして、今後も公平な意思決定や評価、人材育成などをサポートし、AI分析を活用した公平な社会作り(SDGs目標5,8,10,16)へ貢献します。

【分析を実施したCOGシリーズについて】

 当社は独自のAIで科学的にコミュニケーションを分析する「COGシリーズ」を展開中です。これまでに業界特化型や用途特化型サービスをリリースし、2022年4月現在までに国内250社・4万人以上に利用されています。営業トークや昨今導入が進む1on1など、コミュニケーションについて定量化・質の「見える化」が可能となり、フェアな評価と人材育成が実現します。今回の分析にはプレゼンやピッチに特化した「COG-PRESEN」を使用しました。

※「COGシリーズ」https://cognitee.com/service

【コグニティ株式会社 会社概要】
◯設 立 :2013年3月28日
◯所在地 :〒140-0015 東京都品川区西大井一丁目1番2−208
◯Web:https://cognitee.com/
資本金530,277千円(資本準備金含)
◯従業員:341 名(国内外アノテーションワーカー296名)※2022年1月時点
◯代表者:代表取締役 河野 理愛
◯事業内容:「認知バイアスを取り除く」ためのソフトウェアを開発。20,000本を超える解析結果データベースを使って、接客・プレゼン・会議等の好成績者・チームの傾向をモデル化し、定量的に比較評価する解析サービス「COGシリーズ」を提供
◇ 第22回テレワーク推進賞 優秀賞受賞
リモートワーカーを含め、ISMS認証(ISO27001)を2019年6月に取得
◇ 「トークや文書の文脈・構成について差分計算し、抜け漏れ・過不足を予測/推薦する技術」について、2015年に出願、2019年8月に特許取得(特許第6573321号)
◇ 2013年創業時より「完全在宅勤務制」を採用し、運用に成功している企業として多くのメディアに取り上げられる

配信元企業:コグニティ株式会社

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