フルアムがアーセナルドイツ代表GKベルント・レノ(30)獲得に向け、個人間で合意に至った模様だ。ドイツスカイ』が報じている。

報道によると、レノとフルアムはクラブ間の交渉に先駆けて、個人間での交渉を進めており、3年+1年間の延長オプションを含めた条件で口頭合意に至ったという。

これを受け、フルアムはアーセナルが1000万~1100万ポンド(約16億3000~17億9000万円)を要求しているとされる、クラブ間での交渉を進めていくことになるようだ。

2018年から2021年にかけてアーセナルの守護神を務めてきたレノだが、今季は新加入のイングランド代表GKアーロンラムズデールにポジションを奪われ、セカンドGKに甘んじている。さらに、クラブは今夏にアメリカ代表GKマット・ターナーを獲得しており、2番手の座も安泰とは言えなくなっている。

これにより、カタールワールドカップ出場も危ぶまれ、今夏のタイミングで新天地を求める可能性が高いと見られている。

ここまではレバークーゼン時代の恩師が率いるベンフィカや母国ドイツの幾つかのクラブへの移籍の可能性が取り沙汰されているが、ここ最近では、今季のチャンピオンシップ(イングランド2部)を優勝して1年でのプレミアリーグ復帰を決めたフルアム行きが有力視されている。

マルコシウバ率いるチームは、シーズン100点超えの圧倒的な攻撃力を武器にチャンピオンシップ優勝を果たしたが、スロバキア代表GKマレク・ロダークが正GK、アルゼンチン代表GKパウロガッサニーガがセカンドを務めるGKのポジションは新シーズンに向けた補強ポジションのひとつとなっている。

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