野球

季節は夏を迎え、今年も「全国高等学校野球選手権大会」が開幕。各地で熱戦が繰り広げられているが、ネット上では千葉県大会のとある試合が話題になっていて…。


■5回コールド82対0

注目を集めたのは11日に長生の森球場(茂原市)で行われた、千葉学芸対わせがくの一戦だ。両チーム初戦となったこの試合、初回から千葉学芸が猛攻を仕掛けて打者38人19安打で32得点をあげる。

さらに2回に33点、3回9点、4回1点、5回7点をあげ、5回コールド82対0で試合を終えた。ヒットの数は52本と、野球ではなかなか見ることができない数字となった。


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■記録ずくめの試合になった

千葉大会の1試合の最多得点は67点(平成12年秋 市原八幡)だったが、82点で大幅更新。さらに1試合の最多安打平成4年夏 中央学院 31安打)や、1イニングの最多得点(平成12年夏 磯辺 23点)なども更新するなど、異例ずくめの試合となった。

ちなみに、日本記録は平成10年に行われた青森大会、東奥義塾対深浦の122対0(7回コールド)である。

■両校のチーム状況を調べると…

ここで気になるのが両校のチーム状況だ。千葉学芸は昨年の春季千葉県大会で優勝するなど、近年力を付けてきたチーム。今大会はノーシードも、上位進出を予想する高校野球ファンも多い。ちなみに昨年のプロ野球ドラフト会議では、有薗直輝内野手日本ハムファイターズから2位指名をされている。

対してわせがくは通信制の学校で、野球部員は15名(女子2人)。1年生が4人入部したことで、2年ぶりに単独出場をはたしたチームなのだ。一昨年夏の千葉大会でも厳しい試合展開となり、多古に0対27で敗北している。


■ネットでは驚きの声が続出

圧倒的なゲーム展開にネットでは、「この試合すごいな」「えー?千葉では何十点差という試合はみなくなったなぁと思っていた矢先…」「これはえぐい」といった、驚きの声が続出。

他には、「勝っている側も負けている側もこの猛暑で大丈夫かと心配になるやつ」「熱中症にならないように気をつけてほしい」など、選手の健康状態を気にする声も多く見られた。

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(取材・文/Sirabee 編集部・小野田裕太

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