ローマ所属のオランダ代表FWジャスティンクライファートに、ウェストハムが関心を寄せているようだ。9日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えている。

 かつてアヤックスバルセロナで活躍した元オランダ代表パトリッククライファート氏の息子としても知られているJ・クライファート。現在23歳の同選手はアヤックスの下部組織出身で、2017年1月にトップチームデビューを飾った。2018年にはローマに完全移籍で加入。ローマではここまで公式戦68試合に出場し9ゴール10アシストを記録している。2021-22シーズンはフランスのニースに期限付き移籍で加入。公式戦31試合に出場し6ゴール6アシストを記録し、存在感を示した。

 そんなJ・クライファートに対し、ウェストハムが関心を寄せているようだ。報道によれば、ビジャレアルオランダ代表FWアルノー・ダンジュマの獲得交渉が思うように進まないウェストハムは、21-22シーズンにニースで印象的な活躍を見せたJ・クライファートを新たな獲得候補としてこの度リストアップしたという。

 J・クライファートとローマとの現行契約は2023年6月までとなっている。しかし『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、移籍金が発生する今夏のタイミングでローマがJ・クライファートの売却に踏み切る可能性もあると指摘。1200万ユーロ(約16億円)から1300万ユーロ(約18億円)程度のオファーが届いた場合、ローマが同選手の売却を決断する可能性が高いとの見方を示している。

 J・クライファートに対しては、具体的な名前は挙がっていないもののフランスのクラブが関心を寄せているとも伝えられている。獲得を狙うクラブが具体的な動きを見せなかった場合、同選手はローマのトレーニングキャンプに参加するとのことだが、今後オファーが提示されることはあるのだろうか。

ウェストハムが関心を寄せるJ・クライファート [写真]=Getty Images