マイナビ仙台レディースは12日、なでしこジャパンMF長野風花(23)がアメリカ、ナショナル・ウィメンズ・サッカーリーグ(NWSL)のノースカロライナ・カレッジへ完全移籍することを発表した。

ノースカロライナ・カレッジも同日に加入を発表。契約期間は2022年末までで、1年間の延長オプションが付随する。

長野は現:三菱重工浦和レッズレディースの育成組織出身で2014年には15歳でトップチームに登録。2018年には韓国の仁川現代製鉄レッドエンジェルズへ加入した。

翌年は日本へ戻り、ちふれASエルフェン埼玉でプレー。2021年からはマイナビ仙台レディースへ籍を移し、中盤の絶対的な存在として昨季のWEリーグでチーム唯一の全20試合フル出場を果たした。

世代別の代表ではコスタリカで行われた2014年のU-17女子ワールドカップ(W杯)に飛び級招集。高倉麻子監督に率いられて優勝を経験し、2年後のヨルダン大会では準優勝ながらも、大会MVPに輝いている。

なでしこジャパンには2018年に初招集を受け、池田太監督のもとでは今年6月の欧州遠征で10番を背負って躍動。代表キャップは10試合0得点という記録を残している。

ノースカロライナ・カレッジでは過去に川村優理(アルビレックス新潟レディース)が所属。現在はプロテニス選手の大坂なおみが共同オーナーを務めている。

長野は両クラブを通じて次のようなコメントを発信している。

マイナビ仙台レディー

「このたび、North Carolina Courageへの移籍を決断しました」

「1年半という短い期間でしたが、このクラブの一員として、大好きな仙台の街でプレーできたことに、本当に感謝しています。また、ホームのユアスタで、サポーターのみなさんと喜び合えたことも、ずっと忘れません。マイナビ仙台で得た経験や出会いを今後も大切にし、アメリカでも自分らしく挑戦し続けます。そして、必ず成長した姿をお見せできるようにがんばります。1年半、本当にありがとうございました

◆ノースカロライナ・カレッジ
「North Carolina Courageの一員となれたことを光栄に思い、感謝しています。この素晴らしい機会を最大限に生かし、チームに貢献ことを楽しみにしています」

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