俳優の阿部寛が主演を務める映画『異動辞令は音楽隊!』より、磯村勇斗演じる捜査一課巡査部長の坂本祥太の新場面写真が解禁された。コンプライアンス無視の鬼刑事・成瀬(阿部)に振り回される部下の坂本。その凸凹バディぶりが写し出されている。

【写真】内田英治監督作『異動辞令は音楽隊!』、阿部寛&磯村勇斗の凸凹バディ感あふれる新場面写真

 本作は、わき目もふらず一心不乱に働いてきたミドルエイジたちの奮闘と生き様を、警察音楽隊のメンバーにイメージを重ね合わせて描いたヒューマンドラマ。内田英治監督がYouTubeで偶然目にした警察音楽隊のフラッシュモブ演奏の映像から着想を得て、オリジナル脚本を書き下ろした。

 磯村演じる坂本は、捜査一課の巡査部長で、阿部演じる主人公・成瀬司の部下。犯罪捜査一筋30年で、違法すれすれの捜査もいとわない成瀬に対して敬意も持ちつつも、その対応に苦慮している。

 解禁された場面写真では、成瀬にこわばった表情で相対する姿や、成瀬と共に捜査へ向かう様子、重苦しい雰囲気の捜査会議のなか、ひとり新聞を広げ横柄な態度をとる成瀬の隣で真剣な表情を浮かべている姿などが捉えられている。

 動きの大きな成瀬を、一歩離れたところからじっと見つめる坂本の視線は、観客の視線とも重なる。りんとした立ち姿が美しく、強いまなざしが印象的な磯村。プロデューサーは「磯村さんの真摯に役に向き合う姿勢が、悩める優秀な後輩刑事像にマッチすると考えてオファーしました。そして内田監督の演出による彼を、映画ファンなら誰もが見たいだろうと思いました」と語る。

 念願だったと語る内田英治監督作品への初参加を果たし、阿部とはドラマ『まだ結婚できない男』以来、2度目の共演となった磯村は、「妥協を許さない内田監督と、それに優しく寄り添ってくださった阿部寛さんに感謝しかありません」とコメントしている。

 映画『異動辞令は音楽隊!』は、8月26日より全国公開。

映画『異動辞令は音楽隊!』場面写真 (C)2022 『異動辞令は音楽隊!』製作委員会