倉科カナが「刑事7人」(毎週水曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系)より卒業することが分かった。倉科は「刑事7人」シーズン1から水田環として出演してきた。このたび、主演の東山紀之から驚くようなサプライズをもらい、笑いと涙がこぼれるクランクアップを迎えたばかりの倉科よりコメントが到着した。

【写真】涙のサプライズ!「刑事7人」への思いを語った倉科カナ

同ドラマは、2015年に放送開始して以来、東山演じる主人公・天樹悠を中心に、深い人間模様とサスペンスフルなドラマが共存する人気刑事ドラマシリーズとして走り続けてきた。本日7月13日(水)より“水9”の刑事ドラマ枠で、なくてはならない存在となっている同ドラマの「シーズン8」がスタートした。

■「刑事7人」第1話を振り返る

冒頭から、さまざまな衣装に扮(ふん)して潜入捜査する新専従捜査班メンバーが登場し、視聴者を驚かせたが、中でも画面にくぎ付けにさせたのが、倉科扮(ふん)する環の美しすぎるウェディングドレス姿。

珍しくおしとやかで、しおらしい環でしたが、犯人(我が家・坪倉由幸)を前にすると、いつもの一面を披露。彼女の面目躍如と言える、胸のすくようなたんかを物語序盤から聞けて、喜ぶファンも続出した。

そして、小瀧望(ジャニーズWEST)が扮(ふん)する、新たに配属となる“Z世代”の坂下路敏(ろびん)に対しても、教育係を買って出て、“コスパ”を重んじる彼に、「汗をかかないで解決した事件など一つもない」と、刑事としての心得を熱く諭すシーンも話題になった。ここで路敏も何かを悟ったような表情を見せたことから、これからの彼の成長や活躍をさらに期待させる印象的な場面になった。

■東山らから倉科へ送られた「待ってるよ!!」の声

そんな環は新専従捜査班メンバーに、自らの旅立ちを打ち明ける。その言葉を、放心状態で聞き入る青山新(塚本高史)。難解な事件にタフに挑みながらも、時折描かれる環と青山とのほのかな恋心は、一服の清涼剤として、視聴者をほっとさせ続けてきたが、二人のこれからも気になるところ。そして、メンバーに見送られながら、晴ればれと将来を見据えた表情で歩き出す環。彼女らしい、気丈なラストシーンとなった。

環を演じた倉科自身も、気丈に最後の撮影を終えたが、スタッフからの「水田環役の倉科カナさん、全編終了です!」との声とともに、東山から大きな花束を贈られると、瞳から熱いものがあふれた。

「朝は実感がなかったんですけど…実家を出た時よりも、すごく寂しい」と、大役をやり切った安堵(あんど)感と、現場から離れる寂しさが入り混じり、涙が止まらない様子。

シーズン1から出演してきた倉科にとって『刑事7人』の現場は「私にとって大切な場所で、ホーム」だと明かす。「また、いつか戻って来たい」と語ると、東山をはじめとしたキャスト陣、スタッフら盟友たちから「待ってます!」「待ってるよ!!」と口々に声が掛かり、大きな拍手で送られた。

そして、最後には東山から花束とともに“お姫様抱っこ”をするサプライズをされた倉科。相変わらず瞳をぬらしながらも笑顔で、愛のあふれるクランクアップとなった。

倉科カナのコメント全文

朝は実感がなかったんですけど、今は寂しい気持ちでいっぱいです。お世話になって8年間、月日を重ねていくごとに、「刑事7人」が私にとって大切な場所になっていったんだと実感しています。

私はこの現場を“ホーム”みたいに思っていまして、キャストの皆さんともスタッフさんとも仲がいいので、初めて実家を出た時よりも寂しさがこみ上げてきます。

女優として、より前に進めるようにこれからも頑張りますし、また、いつか戻って来たいなと思っています。皆さん、お体にお気をつけて、頑張ってください。長い間、本当にありがとうございました。

倉科カナが「刑事7人」を卒業/(C)テレビ朝日