趣味でフィギュアのリペイントや模型作りを楽しんでいるというchewie!さん。題材にしているのは、子どもの頃から大好きな「スター・ウォーズ」です。

 「私にとって生活の一部で、希望や未来なんです」と、豪語するほどの作品愛をボトルジオラマのファンアートで表現。作品の一部を自身のTwitterで紹介しました。

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 4枚にわたる投稿写真では、瓶の中で作品のワンシーンが再現されています。

 まず1枚目は、4足の戦闘ウォーカー「AT-AT」が雪原を闊歩。どうやら「エピソード5 帝国の逆襲」の「ホスの戦い」を再現しているようです。

 名優ハリソン・フォードが演ずる「ハン・ソロ」とのやり取りも印象的な、「ジャバ・ザ・ハット」が玉座に構えているのが2枚目。奥にいるコメディリリーフ「C3PO」の姿から見るに、「エピソード6 ジェダイの帰還」のワンシーンの模様。これから“処刑宣告”の通訳をするのかも。

 今回唯一の縦置きとなったのが3枚目。2足歩行のメカ「AT-ST」が、森林の中を偵察している姿を再現しています。2枚目と同じく、「エピソード6 ジェダイの帰還」劇中で帝国軍と反乱軍で繰り広げられた「エンドアの戦い」でしょうか。

 そのエンドアの惑星にて、ヒロイン「レイア姫」と、小熊のような風貌が印象的なイウォーク族の「ウィケット」の邂逅を再現したのが4枚目。ちなみに、chewie!さんにとって、シリーズ全体の中でも大好きなシーンのひとつ。なお、こちらも「エピソード6 ジェダイの帰還」の一幕。

 スター・ウォーズ視聴経験者なら、一目で「おっ、これは」と連想させるものをミニチュアサイズのボトルジオラマで再現したchewie!さん。

 スケールでいえば、2枚目の「ジャバ・ザ・ハットの玉座」は150分の1。パテと鉄道模型用の人形を改造したもので作っています。

 “オリジナル”は全長20メートル超なAT-ATにいたっては、なんと4000分の1スケールの3ミリから5ミリ程度で作りました。にもかかわらず、「瓶の内側に雪山を描くことで『スケール感』を強調しました」という思惑もあり、臨場感がしっかり伝わるものとなっています。

 「どの作品も、キャラを瓶詰めするのではなく、しっかりシーンを再現することを心がけました。大きさはもちろん、瓶に入れるために取り付ける順番を何度も確認しての制作でしたね」

 なお、今回の投稿は、chewie!さんにとっては過去紹介したものの再掲でした。しかし、「何度も投稿している作品ですが……」ということわりを入れても、多くのTwitterユーザーがつい反応してしまうほどに注目を集めています。

 「今では妻や子どもも巻き込んで、家族で『スター・ウォーズ』を楽しんでいます。映画やドラマを一緒に見たり、グッズや玩具を探したり……家族や仲間で共有できることって、とても大切なことなのに大人になると失いがちですよね」

 第1作が公開されて40年以上の時間が流れても、全世界で支持されている「スター・ウォーズ」。それを実証するchewie!さんのボトルジオラマは、決して色あせぬ愛に満ちあふれたものでした。

<記事化協力>
chewie!さん(@chewie1539)

(向山純平)

愛は不変 スター・ウォーズの大ファンがボトルジオラマでシーンを再現