トッテナムが、ミドルズブラに所属するU-21イングランド代表DFジェド・スペンスの獲得に近づいているようだ。14日、イギリスメディア『アスレティック』が伝えている。

 かねてよりスペンスの獲得に関心を示しているトッテナムは、一時はクラブ間合意したことも報じられていたが、その後も移籍金をめぐってミドルズブラとの交渉が続けられていた。

 今回の報道によると、ついに両クラブは合意に近づいている模様で、スペンスのトッテナム加入は間近に迫っているという。すべてが順調に進んだ場合には48時間以内にはメディカルチェックも行われることになるようだ。なお、イギリスメディア『スカイスポーツ』によると、移籍金は1250万ポンド(約20億円)に追加オプションが付随する形になる模様で、最大で2000万ポンド(約33億円)になることが報じられている。

 現在21歳のスペンスは攻撃的な右サイドバック。2018年夏にフルアムの下部組織からミドルスブラの下部組織へと移籍し、2018年8月のリーグカップでデビューを飾った。2021-22シーズンはノッティンガム・フォレストに期限付き移籍。右ウイングバックのレギュラーとして公式戦50試合に出場し、N・フォレストの24シーズンぶりとなるプレミアリーグ復帰に貢献した。活躍が評価され、イングランドのプロサッカー選手協会(PFA)による2部チャンピオンシップのベストイレブンに選出された。

 なお、トッテナムはすでに今夏の移籍市場でクロアチア代表MFイヴァン・ペリシッチインテルからフリー移籍)、イングランド代表GKフレイザー・フォースター(サウサンプトンからフリー移籍)、マリ代表MFイヴ・ビスマ(ブライトンから完全移籍)、ブラジル代表FWリチャーリソン(エヴァートンから完全移籍)、フランス代表DFクレマン・ラングレ(バルセロナからレンタル移籍)を獲得しており、スペンスの加入が決定すれば今夏6人目の補強となる。

トッテナム加入に近づくスペンス [写真]=Getty Images