実験を通して物理科学を分かりやすく教えてくれる“でんじろう先生”こと米村でんじろう氏は、全国各地でサイエンスショーを開催したり、さまざまな書籍を手掛けたりと長年にわたりその世界の楽しさを教えてきたサイエンスプロデューサーである。そのあっと驚く実験内容はメディアで紹介されることもしばしばだが、先日テレビ収録ででんじろう氏と初めて共演した南海キャンディーズ山里亮太は、実験を間近で見るにあたり長年抱いてきたイメージとは異なる同氏の一面を見ることになったという。

13日深夜に放送された『山里亮太の不毛な議論』(TBSラジオ)の冒頭で「話が急に飛ぶかもしれないですけど…でんじろう先生って思った以上にぶっ飛んでんだね」と突然、米村でんじろう氏の話題に触れた山里亮太。実はこの日、山里は世界で話題になっている“空飛ぶ車”をテーマにした特番の収録に参加しており、そこででんじろう氏と初めて共演したという。

収録では、でんじろう氏が“空飛ぶ車”の歴史や最新技術について、おなじみの実験を用いてわかりやすく説明してくれたそうだ。その一方で山里が驚いたのは、実験に取り組むでんじろう氏の様子。この日は「風船を用いて空気の重さを体感する」実験を行い、第一段階として空気の入っていないゴム風船を投げて威力がないことを証明したのだが、その際のでんじろう氏が「凄い肩がいいの」「肩がよくて、無茶苦茶助走も綺麗」とやり投げ選手を彷彿とさせるフォームだったという。

その結果、「威力がない」証明をするはずだったゴム風船は「ビターッ!」という音をスタジオ中に響かせ、命中したタレントの金子貴俊を悶絶させていたとのこと。しかしでんじろう氏は笑顔で「このようにですね、空気が入っていないと威力はないんです」と説明、空気を読んだ金子がすかさず「痛い! …って言ったけども確かに平気ですね」とフォローし事なきを得たそうだ。

さらに空気の入った風船の威力を確かめる際にも、再び綺麗なフォームから全力で金子に風船を当てたそうで、山里が「信じられないぐらい飛ぶのよ、ズドーン! って(笑)」と思い出すほど恐ろしい威力だったという。続けて山里は「そのまま俺のほう吹っ飛んできて。バーンって俺も吹っ飛んで、カメラぶっ壊れたのよ(笑)」と機材破壊のトラブルを引き起こすほどの大惨事だったことを明かした。あまりに衝撃的な実験内容に、山里は「俺もうあんな…でんじろう先生ってひらがな表記とは思えない」「アルファベットで…バイオハザードで死んだときの字(笑)」「結構なマッドサイエンティストなんだよね(笑)」と矢継ぎ早に語っており、当初抱いていた穏やかなイメージはすっかり覆されたようであった。

とはいえでんじろう氏の実験も交えた説明は非常に分かりやすく、山里は「いや、俺、超好きだった…いざ科学の話になったらちゃんとわかりやすいし」「実験になるとギラつくのよね」とすっかりでんじろう氏のファンになった様子だ。今年2月に朝の情報番組『ラヴィット!』(TBS系)に出演した際も、威力の強すぎる空気砲や出演者を恐怖に陥れる通電実験を涼しい顔で繰り出し、最後のキーワード発表で「でんじろう出禁」というワードまで登場してしまったでんじろう氏。もちろんプロだからこそできる技だろうが、今回も例に洩れず“らしさ全開”の収録だったようだ。

画像2枚目は『米村でんじろうサイエンスプロダクション【公式】 2020年10月6日付Twitter「画鋲投げの一コマ」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 根岸奈央)

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