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 この世に残された時間はあとわずか。最期に1つだけ願いを叶えるとしたら、あなたは何を望むだろう?

 ホスピスで終末期医療を受けている女性患者の最期の願いは、愛馬と再会することだった。

 施設側は、女性患者と家族の意向を受け入れ、快く協力した。念願叶い、病院の庭で愛馬と合うことができた女性は、とても幸せそうな表情を浮かべながら、馬を撫でた。

【画像】 末期患者の最期の願いは「もう一度愛馬に会いたい」

 イギリス・バッキンガムシャー州エイルベリーにある「フローレンス・ナイチンゲール・ホスピス」で、終末期医療を受けているヘイリー・ゴールディングさん(50歳)は、6月30日、最愛の飼い馬パッション(2歳)と面会するという願いが叶った。

 ヘイリーさんの家族は「愛馬に会いたい」というヘイリーさんから最期の願いを聞いていたが、まさかそれが本当に実現するとは思っていなかったという。

 しかし、ホスピス側は普段からペットの訪問を可能としており、ヘイリーさん願いを快く引き受けた。

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 そして当日、ホスピスの職員はヘイリーさんをベッドごと病院の庭に連れ出し、パッションと再会させることに成功した。

幸せそうな表情で馬を撫でる女性

 ベッドに横になったままのヘイリーさんのもとに、パッションが近付くと、ヘイリーさんはとても幸せそうな表情で愛馬を撫でたりキスしたりした。

 パッションも、ヘイリーさんにやさしさを示しているかのようにじっとその場に立ち、まるで最期のお別れを告げるかのように寄り添った。

 その光景を見ていたヘイリーさんの家族や友人、ホスピスの職員らは感動し、涙を浮かべていたという。

 余命いくばくもない末期の病を抱える患者とその家族のために何ができるか?心のケアを大切にしているホスピスは、それが実現可能な願いであれば、積極的に願いを叶えられるよう尽力しているという。

[もっと知りたい!→]この世から旅立つ人の最期の願いを叶えたい。末期患者に現世最高の手土産を持たせる活動団体の記録

 この出来事がソーシャルメディアでシェアされると、多くのユーザーから「とても美しい光景に感動した」「最期のお別れという場面だったからちょっと涙してしまったけど、再会できてよかった」「ホスピスの職員さん、患者の心をケアし、願いを叶えてくれてありがとう」といった声が寄せられている。

References:Hayley's horse visits her hospice bedside - Buckinghamshire Healthcare NHS Trust/ written by Scarlet / edited by / parumo

 
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最期に愛馬に会いたい。ホスピスでその願いを叶えた女性