舛添要一

第一次安倍政権で厚生労働大臣を務めた舛添要一東京都知事が17日、自身の公式ツイッターを更新。統一教会などカルト宗教について触れた。

【ツイート】舛添氏「接近してくる団体がカルトかどうか直ぐには分からない」


■“カルト110番”が必要

舛添氏は16日夜から17日朝にかけて、カルト宗教についてツイート

「安倍元首相暗殺事件でカルト宗教が問題になっている。統一教会オウム真理教の他にもある」と、カルト宗教が問題になっていることを取り上げた。

「親がカルトに洗脳され子供まで入信させられたり、家庭崩壊の悲劇が生まれたりする」とカルト宗教の危険性についてつづり、対策としては、「アメリカのように、自治体に気軽に相談できる『カルト110番』を設置するとよい」とアメリカの例を挙げた。


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■カルト宗教は政治家や学者を利用

舛添氏はカルト宗教の活動の一部を明かした。

カルトは様々な手段で政治家や学者を広告塔として利用する。東大助教授のとき、ある団体から海外でのシンポジウムに招待された。国会議員のときは別の団体が接近してきた」と、これまでにカルト宗教が近づいてきたと説明。

「よく調べると統一教会だったので拒否した」と続け、関わりを拒んでいたことを伝えた。「『政治家は頼まれれば断れない』とTVで言った評論家がいるが、そんなことはない」と、評論家の指摘を否定している。

■カルト宗教はすぐには分からない

舛添氏は、「接近してくる団体がカルトかどうかすぐには分からない」と、カルト宗教の判別の難しさを語った。「しかし、私の場合、大学、永田町の先輩たちがそれが統一教会のようなカルトだと教えてくれた」と、カルト宗教から逃れた自身の実体験をつづっている。

「今は、そのような良き伝統がなくなったのか。キャンパスには残っていると思うが、票がほしい政界では消えて、むしろ接近しているのかもしれない」と続け、カルト宗教と政治の結びつきについて言及した。


■カルト宗教の特色

舛添氏は音声配信サービス・voicyの『ゾエちゃんねる』で、カルト宗教の特色を説明した。

「1つは、非常に独裁者的・カリスマ的なリーダーがいる」「2番目は洗脳ですね、洗脳すると。マインドコントロールをやる」「3番目の特色はですね、非常に犯罪的・反社会的だということ」と、3つの特色を挙げた。

■カルト宗教について言及

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(文/Sirabee 編集部・栗原コウジ

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