ご飯の上におかずをのせた、簡単のっけ弁当。おかずをたっぷり食べられて、ご飯がモリモリ進みます。今回はそんな、ボリュームもあって見た目も華やかなのっけ弁当の中から、レシピ考案者で料理家の長谷川さんが、家族に一番評判がよいという『肉のっけ弁当』を紹介。
ふたをあけた瞬間にバーン！ と目に飛び込む肉のおかずは迫力満点。肉はご飯の上に直接のせず、青じそやのりを敷くなどしてワンクッション入れるのが長谷川流。バリエーションも合わせて参考にしてください。
豚テリ弁当
豚バラ肉は油を引かずによく炒め、しょうゆと砂糖をからめてテリテリに仕上げる。味つけをしたら、しっかり冷ますのがポイント。簡単な副菜を添え、ご飯にはちぎったのりを敷く。
メインおかず
●豚テリ炒め
［材料］（1人分）
・豚バラ薄切り肉…60g
・しょうゆ…小さじ2
・砂糖…小さじ1
［作り方］
1．豚肉は3cm幅に切る。
2．フライパンに豚肉を広げて中火にかけ、炒める。肉に火が通って少しこんがりしてきたら、一度火を止め、余分な脂をペーパータオルでふき取る。
3．再度中火にかけ、しょうゆと砂糖を加え、汁気がなくなるまで全体にからめながら炒める。
副菜
●ハムステーキとアスパラソテー
［材料］（1人分）
・ハム（厚切り）…1／2枚
・グリーンアスパラガス…1本
・サラダ油…少々
［作り方］
1．アスパラガスはゆで、下のかたい部分はピーラーで皮をむいて4cm長さに切る。ハムは半分に切る。
2．フライパンにサラダ油を熱し、中火でアスパラガスとハムを炒める。
●ブロッコリー入り卵サラダ
［材料］（1人分）
・ゆで卵…1／2個
・ゆでブロッコリー…1～2房
・マヨネーズ…小さじ1
・塩・こしょう…各少々
［作り方］
1．ゆで卵は包丁で粗めのざく切りにする。
2．ボウルに1と小さくほぐしたブロッコリーを入れ、マヨネーズ、塩、こしょうを加えてあえる。
『肉のっけ弁当』のバリエーション
黒酢鶏弁当
前の晩に黒酢としょうゆを混ぜたものに鶏肉を漬けておき、朝、電子レンジで加熱。最初に4分、裏返して2分。副菜は常備菜のひじきの煮もの、ゆでブロッコリー。
鶏胸焼き肉弁当
焼肉のたれに漬けた鶏胸肉をレンジ加熱し、フライパンでたれをからめる。ご飯に炒り卵とのりを散らして。副菜はきゅうりのポン酢あえ、高野豆腐の煮もの、昆布のつくだ煮。
ソース焼き肉弁当
焼き肉用豚カルビは素焼きにして焼き肉のたれとウスターソースで炒め、もやしを投入。副菜はゆで卵とゆでブロッコリー、新玉ねぎのマヨサラダ、昆布のつくだ煮。
レシピ考案：料理家・長谷川りえ
料理研究家。大手食品会社で商品開発を担当し、多くのヒット商品を生み出す。その後、レストラン、フランス菓子店、料理研究家のアシスタントを経て独立。雑誌や書籍、テレビなど幅広い分野で活躍中。また、神奈川県「三浦半島はイタリア半島プロジェクト」の発案者としても活動。20年ほど前から夫のお弁当作りをはじめ、ブログで日々のお弁当を紹介。著書に『園児べんとう』『すぐ作れて毎日使える！ 10分常備菜100』『繰り返し作りたくなる！ ラク弁当レシピ』（すべて小社刊）、『青空ピクニック弁当』（イカロス出版）など多数。
●「家族へ 健康弁当 」http://riesan.exblog.jp
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