お笑いコンビ・スピードワゴン井戸田潤と小沢一敬が19日、都内で開催された『オープンワーク「転職失敗買取屋」オープニングイベント』に登場した。そこでまだ上京したての頃に同じ事務所の先輩・バナナマンの小道具を使い物にならなくしてしまった失敗を打ち明けた。

転職時に失敗したエピソードを買い取る「転職失敗買取屋」のイベントとあって、仕事上での“売れるような失敗談”を聞かれたスピードワゴン小沢一敬が「本当に売れるような失敗エピソードはトーク番組で使いたい。売るよりも我々の仕事で使いたい」と本音をぶっちゃけて笑わせたが、井戸田潤が「(バナナマンの)単独ライブをやっているときにあったよね?」と思い出した。

スピードワゴンにとってバナナマンは事務所の先輩でもあるが、「我々が上京したばかりの頃、バナナマンさんの単独ライブのお手伝いが一番最初の仕事だったの」と明かした小沢。当時バナナマンの単独ライブでは若手芸人が劇場の設営、ビラ配り、座席管理などの作業を受け持っていたが、バナナマンと親しかった小沢は楽屋担当になったという。井戸田が「小沢さんが一番密接にやってたよね?」と確認し、小沢が「僕は一番最初ずっとバナナマンさんのお付きでお手伝いさせてもらっていて」と認めると、隣で聞いていたバナナマン・日村勇紀の妻であるフリーアナウンサーの神田愛花が「お世話になりました」と思わず口にした。

単独ライブの前日にずっと稽古に付き合っていたという小沢は「はしゃぎ過ぎちゃったんだろうね、好きな先輩といるから」と前置きしてから「本番で使う大事な物に墨汁をこぼして台無しにしました」と告白すると、会場がどよめき、神田も「えーっ!」とのけぞった。「いまだに設楽さんに言われるもん」という小沢だが「あの2人(バナナマン)はね、マジで怒るって感じじゃなくて『もう、小沢はしょうがねぇなぁ~』って感じだった」と回想。これにMCをしていたタレント・貴島明日香も「優しい~」と感心していた。

小沢が墨汁で汚した小道具は、釣りで使うような小さな折りたたみの椅子で「オレンジと白のカラフルなやつだった。それを使わなきゃいけない状況だったはず。そこにドボドボに墨汁をこぼした」と井戸田。結局「あの人たち機転が効くから、黒い椅子にしちゃったんじゃなかったかな?」と小沢は思い起こしながら「なんで稽古場に墨汁があったの? 俺、ビビったもん」と当時の焦った様子を振り返った。

一方、相方の井戸田潤は失敗談を催促されると「あのときは義理のお母さんと揉めただけですから」と自身の離婚に唐突に触れるも「(結婚は)失敗じゃないですよ、経験ですから」と前向きな姿勢。小沢も「潤はバツイチじゃないもんね」という。井戸田によると「×」は「バツ」ではなく「エックス」であり、井戸田は「×」が1個付いた「X-MEN」であり、新しい能力者とのこと。アメコミに登場する架空のミュータント・スーパーヒーロー・チーム「X-MEN」を持ち出して井戸田が「X-MENってそれぞれ能力があるじゃん。俺は傷ついたから人に優しくなれる特殊能力を手に入れた。そういうX-MENです」と説明すると、貴島が「なるほど。ポジティブでいいですね、さて…」と余韻もなくあっさり進行に戻り、場内を爆笑させた。小沢は「彼女はこういう能力者だし」と貴島に言及した。

就職・転職のためのジョブマーケット・プラットフォーム「OpenWork」を運営するオープンワーク株式会社は、転職時に失敗したエピソードを買い取る「転職失敗買取屋」を7月19日から25日の期間限定でオープン。期間中に特設Webサイト上で転職の失敗経験を投稿すると、「買い取り」対価として、転職のチャレンジを讃え再出発を応援するような各種賞品等を抽選でプレゼントする。また都内・クロス新宿にて「転職失敗買取屋」の実店舗も期間限定でオープンする。
(TechinsightJapan編集部 取材・文:関原りあん)

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