暑い日に特に食べたくなるタイ料理。しかし多くの日本人にとって日常的に食べる料理ではないため、たまにタイ料理を食べに行くとメニューを見てあれこれ目移りし、「何を食べるべきか」と悩んでしまうことも。

【写真】夏こそタイ料理でスパイスチャージを!3種のプレートを実食

筆者も同様に悩んでいた時、関東を中心に展開するタイ料理レストラン「マンゴツリー」でありがたすぎるメニューを発見!タイ料理の代表メニューばかりをもりもりに乗せたプレートメニューだ。これなら迷うことなく、そしてボリューミーに食べることができそう。今回は、このプレートメニュー3種を実食レビュー!

ガパオライスのほかに6品ものった贅沢プレート

まず最初にいただくのは、「マンゴツリープレート」というガパオを主体とした人気プレート。店で1番人気という鶏のガパオをメインにしたプレートで、グリルチキンサラダガーリックシュリンプ、タイソーセージ豚トロレッドカレー炒め、揚げフィッシュボール、レッドキャベツのピクルスがのっている。

どれから口にしようか迷うほどだが、筆者はそれぞれひと口ずつ順々に食べることに。どれもスパイシーな味わいで、食べた瞬間汗が滲んできた。でもどこか爽快感があり、お酒のおつまみにもなりそう。シェアしてもいいほどのボリュームで、かなりお得感のあるプレートだ。

■あっさり気分の時はカオマンガイプレートがおすすめ

続いて、「タイ産『米どり』のカオマンガイプレート」というディナー限定のメニューを食べてみることに。タイ産「米どり」のプリッとした食感が楽しく、どことなく品を感じる旨味は、夏場食欲がないときでもスルッと食べられる印象。

鶏ガラスープで炊いたジャスミンライスの風合いも良く、これだけでも十分おいしいが、このほかにグリルチキンサラダ、レッドキャベツのピクルスガーリックシュリンプがのっており、いずれもメインのカオマンガイに負けず劣らずの味わい。前述の「マンゴツリープレート」のラインナップよりも、あっさりとしたタイ料理を望む際におすすめのプレートだ。

■タイ式カレープレートは後を引く辛さ

そして最後は、同じくディナー限定プレートの「グリーンカレープレート」をいただくことに。プレートにのっているメニューは「タイ産『米どり』のカオマンガイプレート」と同様グリルチキンサラダ、レッドキャベツのピクルスガーリックシュリンプ

メインとなるグリーンカレーは、食べるとまずココナッツミルクの甘味を感じるが、後からスパイシーな辛味が押し寄せ、ジャスミンライスが次々に進むひと品。その辛さに汗だくになった絶品プレートだった。

いずれのプレートメニューも味・量ともにお得感満載で大満足だったが、マンゴツリーの担当者に聞くと、ダントツ1位のメニューは「ガパオライス」、そして第2位に来るのが冒頭で食べた「マンゴツリープレート」とのこと。やはり“ありそうでなかった”ニーズにぴったりマッチしたメニューなのだと思う。

ここで紹介した3つのプレート以外にも、ランチ限定で好きなメニューを半分ずつオーダーできるハーフハーフなどもあり、同店の気の利いたメニュー展開、そしてその味は今後さらに評価が高まるようにも思った。

■タイ国商務省も称号を与えている「マンゴツリー」

マンゴツリーの歴史は古く、しかも日本1号店の「マンゴツリー東京」はタイ国商務省の審査で「5つ星にあたる」と評価されたレストランに与えられる“THAI SELECT Signature”を取得している本格的なお店でもあるとのこと。同店担当者に話を聞いてみた。

「マンゴツリーは、1957年に誕生したタイ・バンコクの『コカ・レストラン』というお店をバックボーンに、1994年に創業した本格的なタイ料理レストランです。以降ロンドン、日本、ドバイ、香港と世界各国に展開していますが、世界3号店となったのが2002年にオープンした東京店でした。”Authentic Thai Cuisine”をテーマに、日本の厳選された食材とタイのハーブスパイス、伝統的な調理法を融合した料理を、洗練された空間とサービスとともにお届けしています。『マンゴツリーカフェ』はその姉妹店として、タイ料理カジュアルにお楽しみいただけます。

今回食べていただいたプレートメニューは、『少人数でもいろいろなタイ料理を食べたい』といった需要にお応えするかたちで考案したものです。『大人のためのお子様ランチ』が近年流行っていますが、そのニーズに合わせたところ、特に『マンゴツリープレート』は売上2位を誇る人気メニューになりました。いろんなタイ料理を一度にお楽しみいただける『マンゴツリー』のプレートメニュー、ぜひ多くの方にご賞味いただければ幸いです」

猛暑となっている今夏だが、食べることも夏バテ解消術の1つのはず。今こそ、日本の蒸し暑い夏にもぴったり合うタイ料理を味わってみてはどうだろう。

撮影・文=松田義人(deco)

夏場は特に食べたくなるタイ料理だが、メニューを迷ってしまうこともしばしば