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無料アップデート 新機能の追加も

ポルシェは、EVのタイカンのソフトウェア・アップデートを発表した。年式に関わらず、すべてのモデルで最新のバージョンに更新することができる。

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ポルシェはいまのところ、日本への導入時期を明らかにしていないが、ワークショップへの来店が必要であると述べている。ソフトウェア・アップデートにかかる費用は無料。

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ポルシェ・タイカンは2020年から販売されているEV。今回のアップデートは、年式やボディタイプ(クロスツーリスモなど)を問わず、全車に適用される。

アップグレードの内容は、パワートレイン、熱管理システム、PCMなど多岐にわたる。

パワートレインは、効率性の向上と充電時間の短縮に重点が置かれている。四輪駆動モデルの場合、「ノーマル」および「レンジ」の走行モードでは、低負荷走行時にフロントモーターがほぼ完全に切り離され、バッテリーへの負担が軽減されるという。また、走行モードを切り替えても選択した回生ブレーキのレベルが維持される。

バッテリーの熱管理システムでは、電気部品の廃熱を、これまで以上にバッテリーを温めるために使うなど、特に外気温が低いシチュエーションにおけるコンディションを改善。急速充電の効率を高める。

PCMポルシェ・コミュニケーション・マネジメント)とポルシェコネクトにおいては、新機能の追加やスタート画面のデザイン変更が行われる。2020年から2022年2月中旬までに生産されたモデルでは、音声コントロールが最適化され、Spotifyアプリが統合されるなど、使い勝手の向上が図られている。

駐車場検索機能の改善や、パークアシスト機能のセンサー作動範囲拡大など、運転支援系のシステムもアップデートされる予定だ。

また、オーナーの要望に応じてドアとテールゲートのキーレスオープン機能の追加も可能になるとのことだが、価格はまだ明らかにされていない。

タイカンのモデルライン担当副社長を務めるケビン・ギークは、次のように述べている。

「新しい機能が追加され、従来の機能も改善または調整されて、カスタマーエクスペリエンスがさらに向上しました。今回のアップデートを受けて、発売初期からタイカンを運転されている方は、どれだけ進化しているかに嬉しい驚きを感じていただけると思います」


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