『海底47m』シリーズの製作陣によるサバイバルスリラー映画『海上48hours -悪夢のバカンス-』より、海上を漂流する大学生5人組が直面する恐怖の幕開けを捉えた本編映像が解禁された。

【動画】背後にサメが! 『海上48hours ―悪夢のバカンス―』本編映像

 本作は、シャークケージダイビングに興じる姉妹が海底深くに落下したおりから脱出する様をスリリングに描いた『海底47m』(2017)、古代マヤ文明の海底遺跡に閉じ込められた女子高生たちの決死のサバイバル劇『海底47m 古代マヤの死の迷宮』(2020)の製作陣が放つ、海の恐怖を描いた新たな海上スリラーメキシコのビーチでバカンスを楽しんでいた大学生5人組が、凶暴なホホジロザメの巣窟がある海上を漂う羽目になり、‘恋と友情のバカンス’が、‘サメと裏切りのサバイバル’へと化していく2日間を描く。

 監督は、『海底47m』と『海底47m 古代マヤの死の迷宮』でセカンドユニット監督を務め、『ゲットバック 人質奪還』などの監督であるジェームズ・ナン。脚本は、衝撃の実話に基づく映画『暁に祈れ』(2017)で脚本を務めたニック・ソルトリーズが担当した。

 アメリカの大学生が最も羽目を外す、春休み“スプリングブレイク”。メキシコのビーチにやってきた女子大生ナット(ホリー・アール)ら男女5人組は、テキーラを浴びて大騒ぎし、桟橋に停められていた2台の水上バイクを盗み沖へ出る。やがてチキンレースに発展した結果、2台は正面衝突。1台は大破、もう1台はエンジントラブルを起こし、5人は身動きが取れなくなる。携帯の電波は届かず、さらに衝突の時に大けがを負ったグレッグ(トーマス・フリン)は意識がもうろうとし始めていた。

 今回解禁された本編映像は、体育会系キャラクターのタイラー(マラキ・プラー=ラッチマン)が、グレッグを気遣い、助けを求めるために遥か彼方のビーチまで自分で泳いでいこうとするシーン。バイクに残る4人はタイラーに激励の言葉をかけ、彼は「俺抜きで盛り上がるな」と場を和ませる言葉を残し、大海原を相手に無謀な遠泳に挑む。ところが、そんなタイラーの背後にサメが姿を現し―。果たして、広大な海の先にあるビーチまで、タイラーは無事辿り着くことができるのか。

 脚本のニック・ソルトリーズは「この映画では、友情が壊れていく変化の形をより深く描いている。というのも、観客はサメの立場に立つというよりも、若者たちが経験することに共感するはずだからなんだ。サメのアクションが重要なのは当然だけど、サスペンス的な要素を春休みの若者たちの視点から見ることが肝だった」と、ストーリーに込めた狙いを語っている。

 映画『海上48hours ―悪夢のバカンス―』は、7月22日より全国公開。

映画『海上48hours ―悪夢のバカンス―』場面写真 (C)Vitality Jetski Limited 2021