V6の長野博が主演を務めるブロードウェイ・ミュージカル『バイ・バイ・バーディー』が、10月からKAAT神奈川芸術劇場ほかにて上演されることが決まった。長野はミュージカル単独初主演。

【写真】共演には霧矢大夢、松下優也ら実力派が集結

 エルヴィス・プレスリーの徴兵エピソードからヒントを得て作られた本作は、キャッチーな楽曲に彩られ、キュートでパワフル、底抜けにハッピーなコメディー・ミュージカル。ブロードウェイでロングランヒットの大好評を博し、1961年ミュージカル作品賞をはじめとするトニー賞を受賞。1963年には映画化され、2009年にはブロードウェイ再上陸を果たすなど、長く愛されている作品だ。

 この度の上演で翻訳・訳詞を手がけるのは、2021年に第14回小田島雄志・翻訳戯曲賞を受賞した高橋亜子。演出・振り付けはTETSUHARUが務める。

 音楽会社でマネジメントをしている主人公アルバートを演じるのは長野博。アルバートの恋人兼秘書のローズは、元宝塚歌劇団トップスターの霧矢大夢が演じる。そして、世界中の女性をとりこにしているスーパーロックスター・バーディー松下優也が務める。さらに、アルバートの愛情深い母親メイ役に田中利花。このほか、寺西拓人、日高麻鈴、内海啓貴、敷村珠夕、樹里咲穂、今井清隆といったバラエティー豊かな実力派がそろった。

 主演の長野は「役柄としては、優しくて、どこか優柔不断なところもある人物ですが、仕事やプライベートでまき起こる問題を、ポップな音楽とダンスにのせながら駆け抜けるようにお届けするコメディミュージカルです」と語った上、「以前、ミュージカルMASK』に出演した際に劇中で使用されていた『Put on a Happy Face』という歌が、一回聞いたら耳に残るとてもいい曲だなと、記憶に残っていました。この作品に使用されていた曲だと知って、あ!あの曲だ!と、とても嬉しくなりました。その曲をこうして歌えることになり、とても楽しみです」としている。

 ブロードウェイ・ミュージカル『バイ・バイ・バーディー』は、横浜・KAAT神奈川芸術劇場ホールにて10月18~30日、大阪・森ノ宮ピロティホールにて11月5~7日、東京・パルテノン多摩 大ホールにて11月10日上演。

※長野博コメント全文は以下の通り

◆長野博 

 この度、主人公アルバートピーターソン役を演じることになりました長野博です。役柄としては、優しくて、どこか優柔不断なところもある人物ですが、仕事やプライベートでまき起こる問題を、ポップな音楽とダンスにのせながら駆け抜けるようにお届けするコメディミュージカルです。“60年代のアメリカ”という印象の、華やかで派手でわかりやすいギャグなどもふんだんに使われていてどこかばかばかしく、それでいて心が豊かになるようなところもありながら、とても面白い作品です。

 以前、ミュージカルMASK』に出演した際に劇中で使用されていた「Put on a Happy Face」という歌が、一回聞いたら耳に残るとてもいい曲だなと、記憶に残っていました。この作品に使用されていた曲だと知って、あ!あの曲だ!と、とても嬉しくなりました。その曲をこうして歌えることになり、とても楽しみです。

 まだまだ、大変な状況下ではありますが、この作品を観てミュージカルは楽しい、心を豊かにしてくれるものだ、と改めて感じて頂けたらと思います。劇場に足をお運びいただけたら嬉しいです。

ブロードウェイ・ミュージカル『バイ・バイ・バーディー』で主演を務める長野博