D.C.ユナイテッドは21日、ダービー・カウンティを退団したジャマイカ代表FWラベル・モリソン(29)をフリートランスファーで獲得したことを発表した。契約期間は2023年12月末までとなるが、さらに1年の延長オプションが付随している。

DCユナイテッドでは前ダービー指揮官であるウェイン・ルーニー監督が、新指揮官に就任しており、モリソンは同胞指揮官に続く形でメジャーリーグサッカー(MLS)入りを決めた形だ。

モリソンはマンチェスター・ユナイテッドの下部組織出身で、2010年にトップチームに昇格。各年代のイングランド代表にも名を連ねる逸材だったが、そのキャリアは移籍の連続で、2012年1月に当時チャンピオンシップのウェストハム移籍でユナイテッドを離れると、その後はレンタル移籍も含めて通算11クラブを転々とした。

渡り歩いた国々も多岐にわたり、イタリアラツィオをはじめ、メキシコアトラススウェーデンエステルスンド、そして最近だとオランダADOに移籍。ADOとは2020年9月に1年契約を結び、同年11月にルーツを持つジャマイカのフル代表デビューも遂げたが、昨年1月に契約を解除となり、以降はフリーの状態が続いていた。

そういった中、ユナイテッド時代に短期間ながらチームメイトでもあったルーニー氏は自身の指揮するダービーに後輩を誘い、プレシーズン期間のトライアルを経て、昨年8月にダービーに正式加入。

昨シーズンのチャンピオンシップ(イングランド2部)では36試合4ゴール4アシストの数字を残すなど、主力としてプレーしていた。

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