イーサン・ホークは、マーベル・シネマティック・ユニバースMCU)が、監督よりも俳優に魅力的な作品だと感じているようだ。

ディズニープラス配信ドラマ「ムーンナイト」でカルト教団の指導者アーサー・ハロウ役を演じたイーサンは、マーティン・スコセッシやフランシスフォード・コッポラら映画界の巨匠らの批判は理解できるとした一方、マーベルのケヴィン・ファイギ社長はヒット映画の「アルゴリズムを理解している」と説明している。

インディーワイアでイーサンはこう語る。

マーベルの人たちはとても俳優思いだ。監督思いではないかもしれない。それがスコセッシやコッポラの言っていることかも」
「でも彼らは俳優たちが大好きなんだ。ケヴィン・ファイギは(アイアンマンの)ロバートダウニー・Jr.と素晴らしいものを作り上げたと思う。それに彼はダウニーの情熱が成功の大きな理由であることを理解していた」
「俳優がその役を演じることにワクワクしていれば、見る側もワクワクする。ファイギはそのアルゴリズムを理解しているから、その過程をとても尊重しているんだ」

そして、「ムーンナイト」においては、主役のオスカーアイザック共々十分な自由を与えられていたと強調しつつも、コミック本を原作とした映画が芸術作品であるという考えは否定。その違いを指摘したスコセッシやコッポラの発言には感謝していると続けている。