日本代表DF小池龍太(横浜F・マリノス)が、代表への思いを語った。

19日から開幕したE-1サッカー選手権。日本は初戦の香港代表戦で6-0の大勝を収めており、現在は24日の中国代表戦に向けて準備を進めている。

中国戦では出番がなかった小池。代表に初めて参加して感じたことについては「まずは日々の練習から1試合出場はなかったですが、日頃Jリーグで戦いあっている選手たちとプレーしたり、同じチームで会話することによって、凄く自分のサッカー感であったり、違うチーム、代表チームに入ることで新しいサッカー感が得られてプラスに働いています」とコメント。「監督と話したりコーチの要求、選手のパフォーマンスなど自分に足りないことを気付かされていますし、求められていることを伝えられているので、来なければわからなかったことなので、すごく楽しくて、1日1日成長できていると思います」と、日々の生活から多くの刺激を受けて成長を感じるという。

日本代表に入り、改めて感じたことについては「大きな部分では試合に出てからもっと感じることが増えると思いますし、トレーニングで感じられる部分は少ないかもしれないですが、1つ1つの球際、会話の内容の質、サッカーの面で1人1人が持っている頭の部分での能力というのは凄く刺激になっていて、まずはトレーニングでどれだけ蓄積できるかが合宿でやりたいことです」とコメント。「存分に発揮する場が試合で、練習で会話が多く、ミスが起きるかもしれないですが積極的に取り組むことでアグレッシブになり、勝ちにつなげる状況を作れると思うので、僕自身はこのキャンプ、合宿で大きく成長している部分だと思います」とコメント。良い手応えを感じており、試合のピッチの上で披露したいと考えているという。

横浜FMではサイドバックが攻撃時にボランチの役割を担うことがあり、ポジションどりも中に外にと様々。日本代表とは求められることは違う。

ただ、小池は「ゲームを作る意味ではサイドバックは大事な場所だと思っています。ポジショニング、立ち位置ではマリノスの場合は中に入ってボランチの役割をすることが求められますが、そうでなくても低いポジション、ディフェンスラインに立つ時でも前向きにプレーして、前線の選手により良い状況でボールを渡すとか、アシストするとか、結果としてサイドバックに求められることは一緒です」と語り、「ポジショニングは違いますが、気持ちの持ちようは、同じ意識を持つことが大事かなと思います」と、臨む姿勢、やるべきベースは変わらないという。

サイドバックでも左サイドバックでもプレーできる小池。右には山根視来(川崎フロンターレ)がいる状況だ。「1試合を見て視来くんの凄さを感じましたし、代表に入りたい、プレーしたいという気持ちもありましたが、視来くんと一緒にプレーしたい、いろいろな話をして吸収したいという思いもあったので、そこには思っていた以上の成果が僕の中にはあります」と、ベンチで間近でプレーを見たことでも大きな得るものがあったという。

そこにはライバル心という気持ちはないようで、「差をつけられるとか、そういう部分では、彼に対して差をつける必要はなく、自分のプレーをどれだけ出せるか。上下動の回数やパスの質などがありますが、両サイドバックを同じようなクオリティが出せるのは差かと思います」と、自分のプレーを見せることで上回れれば良いとした。

デビューの可能性がある24日の中国戦については「フィジカル的な要素は強いですし、球際の部分で負ける、セカンドボールで相手が優位に立つと難しい試合になります」と分析。「自分たちが良い状態でボールを持ち続けること。GK、CBから始まると思いますが、SBがサポートする。しっかりできればサイドハーフが仕掛けるシーンも増えると思うので、丁寧にやりたいと思います」と、プレーイメージを明かした。

また、「ボックス内ではFW陣だったりがやりますが、質を持って僕も関わりたいと思います」と、横浜FMで見せているボックスまで関わるプレーを出したいとした。