バルセロナは、アスレティック・ビルバオに所属するスペイン代表DFイニゴ・マルティネスの獲得に関心を示しているようだ。22日、スペイン紙『アス』が報じた。

 バルセロナは今夏のセンターバック補強を目指しており、セビージャに所属するフランス代表DFジュール・クンデをメインターゲットにしていた。しかし、クンデはチェルシーへの移籍が濃厚だと見られており、バルセロナは同選手の獲得を不可能と判断したという。“プランB”としてI・マルティネスの獲得に動き始めたようだ。

 I・マルティネスとアスレティック・ビルバオの契約は残り1年となっており、8000万ユーロ(約111億円)の契約解除金が設定されている。バルセロナに同額を支払うつもりはないようだが、それでも巨額のオファーを用意していると地元メディア『Onda Vasca』は伝えている。一方、センターバックの人員が不足しているアスレティック・ビルバオはI・マルティネスの放出に難色を示しているが、フリーでの流出を避けるためバルセロナのオファーを受け入れる可能性がある。

 また、I・マルティネス自身もアスレティック・ビルバオに愛着を感じているものの、バルセロナへの移籍には前向きだという。5月に31歳となった同選手はビッグクラブに移籍するラストチャンスかもしれないと考えており、クラブレベルでのタイトル争いにも憧れがあるようだ。

 I・マルティネスレアル・ソシエダの下部組織出身。2018年1月に同クラブからアスレティック・ビルバオに完全移籍し、同クラブでは公式戦通算158試合に出場している。また、2013年8月にデビューを果たしたスペイン代表では13試合に出場している。

バルサがI・マルティネスに関心か [写真]=Getty Images