ナポリが、チェルシー所属のスペイン代表GKケパ・アリサバラガとバルセロナ所属の元ブラジル代表GKネトに関心を寄せているようだ。24日、イタリアメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 2021-22シーズンの公式戦33試合に出場したコロンビア代表GKダビド・オスピナが退団したナポリは、今夏の移籍市場で後釜となるGKの獲得を狙っていると伝えられている。2022-23シーズンでは、イタリア代表GKアレックス・メレトが正GKに定着することが予想されているが、ナポリはメレトの控えではなく、同選手とポジション争いを展開できるような実力派GKの獲得を熱望しているようだ。

 そんな中、この度ナポリは2人のGKを獲得候補としてリストアップ。1人目はチェルシースペイン代表GKケパ。同選手は2018年夏にチェルシーに加入し、当初は正GKとして活躍したものの、セネガル代表GKエドゥアール・メンディの加入の影響もあり、控えGKに降格。21-22シーズンは公式戦15試合の出場にとどまっている。報道によると、ナポリは同選手のレンタル移籍での獲得を検討しているようだ。

 2人目はバルセロナに所属するネト。バレンシアで守護神として活躍していたネトは、2019年7月にバルセロナに加入。しかし、同クラブで正GKを務めるドイツ代表GKマルクアンドレ・テア・シュテーゲンの壁は高く、出場機会に恵まれていない。21-22シーズンは公式戦4試合の出場にとどまっている。かつてフィオレンティーナユヴェントスにも所属していた同選手が、イタリアに新天地を求める可能性もあると『スカイスポーツ』は指摘している。なお、同選手に対しては、セルタやプレミアリーグのクラブからの関心も噂されているようだ。

 ともに所属クラブでは控えに甘んじているケパとネト。しかし、どちらもナポリで守護神として活躍できるだけの能力は兼ね備えていると言えるだろう。果たして移籍は実現するのだろうか。

ナポリが関心を寄せる(左)ケパと(右)ネト [写真]=Getty Images