7月24日に放送された「オールドルーキー」(毎週日曜夜9:00~9:54、TBS系)第4回での、反町隆史演じる「ビクトリー」社長・高柳雅史の突然の“キャラ変”に「社長にこんな一面があったとは!」「突然面白すぎるwww」と、Twitterがザワついた。

【写真】スーツだけじゃなくユニフォーム姿も素敵な高柳社長(反町隆史)

■第4話はオモシロシーンが満載

本作は、ある日突然、選手引退を余儀なくされた37歳の元Jリーガーが、サッカー以外のスキルも知識も経験も無いどん底からセカンドキャリアをスタートさせ、新たな目標に向かっていくヒューマンドラマ。同時に、再び娘が誇れる父親になるために奮闘する家族再生の物語でもある。(以下、ネタバレ含みます)

今回は、亮太郎(綾野剛)は突然のチーム解散で不完全燃焼のまま選手生命が終わってしまうことがつらいのだと知った妻・果奈子(榮倉奈々)が、納得してサッカー人生を終わらせてやりたい、と引退試合を計画。その試合で全力を出してやり切った亮太郎はサッカーへの未練を断ち、第2の人生となるスポーツマネージメントの仕事に全力で臨むことを誓う、といった内容。

ストーリーの節目となる重要な回。引退試合を終えた亮太郎の最後の挨拶のシーンは視聴者の涙を誘い、神回とも呼べる感動的な回となったが、第3話までには見られなかっったオモシロシーンが番組冒頭からちりばめられていた。

まず、社員の葛飾(高橋克実)が、社長の高柳(反町隆史)と共に写った「ビクトリー」の創立当時の写真を亮太郎に見せるシーン。写真を見ながら亮太郎は「……葛飾さん、どれですか?」。葛飾が指さしたのはフサフサ髪の男。お互いにニガ笑いの後、リアクションに困った亮太郎が「人に歴史あり。ですね…」と言えば、「残酷だねぇ時間は。ヘヘっ」と自虐に走る葛飾、というコントのようなやり取りが行われた。

■“推し”を前にした高柳は…?

そして、亮太郎の妻が、元・人気アナウンサーの糸山果奈子だと知り、「ビクトリー」社内は大騒ぎとなるのだが、中でも一番取り乱したのが、社長の高柳。高柳は、行き場を失った亮太郎を熱い言葉で「ビクトリー」に誘った人物だが、実はそれは亮太郎を見込んでではなく、狙っていた契約を締結させるための道具としてだった。その後も活躍する亮太郎を認めず、これまで敵か味方かよくわからないポジションだった。

社内でも終始厳しい顔で、冷徹さもあり、社長らしい重厚な雰囲気を漂わせていたのだが、亮太郎の妻が果奈子だと知った途端、「どうして黙ってた!キミの妻が糸山果奈子“ちゃん”だってことを!」と、果奈子の大ファンだったと告げ、「家に帰ったら糸山果奈子ちゃんが居るのか?」「糸山果奈子ちゃんは“おかえりなさい”って言うんですかっ!?」と、いちいち“ちゃん付け”で、泣きそうな顔で亮太郎に迫る始末。おまけに、「一度でいいから会わせてくれ」と懇願…。

今までとは同じ人物とは思えないほどのはっちゃけぶりに「ちょwwww社長!」「社員の妻が自分の推しだと知って、完全にキャラ崩壊してる」と、Twitterがザワついた。中には「社長、実生活では家に松嶋菜々子居るじゃん」と反町自身のことを持ち出したイジリも散見された。

その後も、果奈子が「ビクトリー」にやって来て、夢のミート&グリート状態になったときも、いつもの落ち着いた態度はどこへやら、動揺丸出しな上に笑顔全開で大ファンだとアピール。果奈子と電話で話した後は、果奈子からのお礼の一言を噛みしめてニンマリ。「推しに会ったらこうなっちゃうよね」「社長カワイイとこある」と親近感がわいた視聴者も多く、ファンからは「反町さんのオモシロ演技、久々見れた!」「『GTO』思い出す」と、久しぶりの“ライト反町”を歓迎する反応も見られた。

亮太郎の引退試合に参加してるときも、明るくてちょっと軽めのキャラの高柳社長。次回から、社内で、また亮太郎に対して、どのような態度で接してくるのか気になるところだ。

◆文=ザテレビジョンドラマ部

今までは落ち着いた大人の雰囲気だった高柳社長だったのに…/(C)TBS