EAFF E-1サッカー選手権2022決勝大会(女子)第3節が26日に行われ、なでしこジャパンは中国代表と0-0のドローに終わり、2勝1分で2019年大会に続く大会連覇を達成。通算4回目の優勝を果たした。

 なでしこジャパン指揮官就任後、初のタイトル獲得となった池田太監督は、「日本での開催を迎えるにあたり、目標の優勝を達成できて嬉しいです。今日は決着をつけたかったですが、最後まで粘り強く戦えたことはよかったです。今日はタイトルを一つ、みんなで取ったことを噛みしめようと伝えました」と、試合後の会見でコメントした。

 中国とは2月のアジアカップで90分と延長戦でそれぞれリードを奪いながらも追いつかれ、PKで敗戦。この試合でもドローに終わったが、「最後の精度のところのチャンスをスコアに変えるところや、いろいろな共有事を増やし、ゴールを奪えるチームにしたい」と課題に触れつつ、3試合を通じて「それぞれでいいトライができました。今日も選手たちが自分の役割、チームコンセプト、最後まで戦う姿勢を出してくれました」と、選手を称え「今日は課題というより、タイトルを取った喜びを成功体験としていきたいです」と語った。

 1年後にはワールドカップを控えるなでしこジャパン。「いろいろなところの積み上げを一つやったというところです。また一歩一歩積み上げていかないといけないと思っています」と、次の試合へと目を向けている。

E-1連覇を達成したなでしこジャパン [写真]=JFA