ヴィッセル神戸は27日、江原FCからMF小林祐希が完全移籍で加入することを発表した。背番号は「49」を着用する。

 小林は1992年4月24日生まれの現在30歳。東京ヴェルディの育成組織出身で、2011年にトップチームへ昇格した。ルーキーイヤーからJ2リーグで34試合に出場し2ゴールをマーク。2012年夏にはジュビロ磐田へ期限付き移籍し、翌年に完全移籍へと移行した。2016年夏にはオランダのヘーレンフェーンへと完全移籍し、海外リーグ初挑戦。その後はベルギーのワースラント・ベフェレン、カタールのアル・ホールSC、韓国のソウルイーランドFC、同じく韓国の江原FCと、世界各国を渡り歩いてきた。

 完全移籍加入に際し、小林は神戸のクラブ公式HPでコメントを発表している。

「皆さんこんにちは。この度、ヴィッセル神戸に加入することになりました。2016年に初めて海外挑戦をしてから、色んな国でサッカーをしてきました。ここ何年かは全くと言っていいほど結果を出せずにいて、苦しい時期が続きました。そんな時に、日本で再出発をするチャンスを与えてくれたヴィッセル神戸に感謝します。チームのために自分が出来ることは全て捧げて闘います。応援、よろしくお願いします」

 なお、神戸にはDF小林友希も在籍しており、漢字こそ違えど読み方は全くの同じ。選手やファン・サポーターはどのように呼び分けるのかにも注目が集まる。

 今シーズン、神戸は開幕から2度の監督交代を敢行するなど難しいシーズンを過ごしていたが、吉田孝行監督就任以降は成績が上向きに。2日に行われた明治安田生命J1リーグ第19節のサガン鳥栖戦(◯2-0)を皮切りに3連勝を記録。16日開催の第22節鹿島アントラーズ戦は引き分けに終わったものの、現在は降格圏内を脱出し、15位につけている。

小林祐希が神戸へ完全移籍加入(写真は2019年のもの) [写真]=Getty Images