女優の水野真紀が27日、『徹子の部屋』(テレビ朝日系/月~金曜13時)に出演し、48歳で大学に入学したきっかけや30年ぶりのキャンパスライフについて語った。

【写真】初代“きれいなおねえさん”、水野真紀

 授業と家事の両立をしながら大学に通っていたという水野は、テスト前はセリフを覚える要領で勉強していたそう。「(セリフを覚えるときは)まず朝起きたら台本を開いて、息子のお弁当を作りながら台本を読んで…とか、長いセリフを覚えるテクニックは鍛えられていたので、それと同様にフランス語をおぼえたりとか」と、女優ならではのテスト対策を語った。

 また、在学中に幼稚園教諭一種免許を取得した水野だが、入学時はこの免許を取ろうとは思っていなかったという。大学に入学したきっかけについて、水野は作詞家の阿木燿子の言葉があると明かした。「自分の名前が世に出て、すごく皆さんに良くしていただくことが増えて少し戸惑いがある。どうしたものでしょうかと(阿木に)伺ったら、『若い方に還元していけばいいの』って言ってくださったんです。その言葉が思い出されて、その手掛かりを探しに受験しようと思ったんです」と、48歳で大学に入学するに至った経緯を話した。

 大学生活ではパソコンの操作に苦労したことも告白し、「娘ほどの年齢の同級生にいろいろ教えてもらいました」と少し照れながら話した水野。また幼稚園教諭免許取得のための教育実習について聞かれると、園児たちに、本名である由紀先生と呼ばれていたと嬉しそうに語った。

 そんな教育実習で最も大変だったことについて、水野は「実習日誌を書くことだった」とし、「家に帰って(家事などが)一通り終わった夜に書き出すものですから、睡眠時間平均3時間切ってたくらいなんですよ」と驚きの生活リズムを告白。実際に水野が書いたという実習日誌は手書きで丁寧な文字がびっしりと並んでいた。

 現在は幼稚園で月に4回ほどボランティアをしているという水野。保育士試験も受験して結果待ちだといい、「人の成長過程を見るのってすごく楽しいなと手ごたえを感じてまして、先々は働くお母さんのお手伝いになるようなことができたらいいなとぼんやり考えています」と、今後も学んだことを活かしていきたいと語っていた。

水野真紀  クランクイン! 写真:松林満美