2021年、パンデミック中のカイルアタウンに新しくオープンしたセレクトショップがある。
その名もクラシック・ウェーブス・ブティック(Classic Waves Boutique)。
海からインスピレーションを受け、トレンドに流されないローカルブランドやサステナブルなアイテムを厳選して展開している。
オーナーは、カイルア在住のロリ・グッドゲイム(Lori Goodgame)さん。
実はこのショップ、もともとサンド・ピープル(Sand People)と言うハワイで30年以上の歴史を持ちハワイで10店舗以上展開していた大人気のギフトショップのカイルア店だった。
サンド・ピープルといえばワイキキに3店舗、そしてアラモアナセンター、ハレイワタウンなどオアフ島を中心に、マウイ島やカウアイ島にも店舗があって、日本人観光客にもファンが多かったショップだ。
コロナ禍で、カウアイ島とマウイ島の一部の店舗を残し全て閉店したことは、サンド・ピープルで商品を扱ってもらっていた多くのローカルデザイナー達の間だけではなく、ハワイ在住の日本人たちの間でも衝撃が走った。
 ロリさんは、元々世界的に展開している米デザイナーブランドのエリアマネージャーとして活躍していた。
アメリカ中を飛び回る忙しい生活を送る日々。
次第に、家族の近くにもっといたいと思うようになり退職を決意。
その後、ロリさんの地元であるカイルアのサンド・ピープルでマネージャー募集中と聞いて応募。
オーナーから、ロリさんの輝かしい経歴にサンド・ピープルで働くのはもったいないと言われたそうだが、自ら強く希望して今から3年前にマネージャーに就任。
そしてパンデミックが襲ったのだった。
観光客がターゲットの店頭販売がメインビジネスだったサンド・ピープルは、残念なことにオアフ島を中心に次々と撤退を強いられた。
 「サンド・ピープル、カイルア店の撤退が決まり、オーナーに自分のショップとして挑戦してみたいと勇気を持って相談すると、応援してくれたんです。
とてもありがたかったですね。
オーナーからは、取り扱っているブランドにすぐ連絡を取るようにとアドバイスをもらいました。
パンデミックの中、オープン準備が整うまで半年くらい時間がかかってしまいましたが、どのブランドも私のお店のオープンを待ってくれました。
こういう経緯から、サンド・ピープル時代から継続して扱っているブランドも多いんですよ...

カイルアからハワイのブランドやサステイナブルブランドを発信!Classic Waves Boutique