林遣都仲野太賀がW主演を務めるドラマ「初恋の悪魔」(毎週土曜夜10:00-10:54、日本テレビ系)の第3話が、7月30日(土)に放送される。同作は、「Mother」「Woman」「それでも、生きてゆく」「東京ラブストーリー」などのヒットドラマを書き下ろした脚本家・坂元裕二が手掛けるミステリアスコメディー。

【写真】どういうこと…?仲野太賀“悠日”にひざまくらをされる林遣都“鈴之介”

林が演じるのは、ヘマをして停職処分中の刑事・鹿浜鈴之介(しかはま・すずのすけ)。そして、そんな鈴之介の元に、総務課・馬淵悠日(まぶち・はるひ/仲野)、生活安全課・摘木星砂(つみき・せすな/松岡茉優)、会計課・小鳥琉夏(ことり・るか/柄本佑)といった、訳ありの警察署員が集まる。

警察署には勤めているが、捜査権はない4人。一人一人こじれた事情を抱えながら、刑事とは違った感性と推理で難事件を解明していく。正義感も出世欲もない、求めているのは真実のみ。4人の間には、いつしか友情や恋が芽生え、やがて、より大きな真実と運命に飲み込まれていく。

第3話あらすじ

悠日(仲野太賀)は、もう一度、結季(山谷花純)に正式なフィアンセとしてプロポーズし直すつもりだった。しかし、結季は待ち合わせの場所に来なかった。落ち込む中、星砂(松岡茉優)と出くわした悠日は、星砂との何気ないやりとりで癒しを感じる。

そんな中、悠日は鈴之介(林遣都)に呼び出される。鈴之介もまた様子が変だった。鈴之介は、森園(安田顕)がシャベルを片手に突然家に乗り込んできた昨夜の話の一部始終を語るが、そのうち話題は星砂へと変わる。「僕以外の世界中の人は、摘木さんのことが好きなんだろうなって思うんだよ」と。悠日は、非常に屈折した鈴之介の恋心を感じるが、鈴之介は、星砂に興味はないと言い張る。

その頃、スーパーで万引きの監視をしていた星砂は、ワインを盗む男性を捕える。しかし確認すると、彼のバッグには商品は入っていなかった。店長の山田(今野浩喜)は、星砂が大切な客を万引き犯扱いしたことに苦言を呈する。

一方、古株の店員・絹子(松金よね子)は、星砂をかばう。続いて星砂は、チョコレートをバッグに入れる女性を捕えるが、彼女のバッグにもチョコレートはなかった。確かに見たはずなのに…と、星砂は動揺する。

鈴之介は、熱を出して寝込んでいた。どうやら、恋わずらいらしい。琉夏(柄本佑)は、悠日が鈴之介と星砂の仲を取り持ってあげればいいと提案。鈴之介も口には出さないものの、それをあてにしている様子もあり、悠日は複雑な思いを抱く。

悠日は、星砂が万引き犯を間違えて捕まえたことを知る。しかし、星砂は納得していない様子。悠日は星砂に、鈴之介に相談してはどうかと勧める。

本当に、万引きは星砂の見間違いだったのか。万引きの証拠は、なぜ消えたのか。悠日は、鈴之介の推理で星砂の疑問を解決すれば、星砂は彼を好きになるかもしれないと考える。鈴之介は、悠日と琉夏の協力を得て、星砂の心をつかもうと真相究明に乗り出す。

――という物語が描かれる。

松岡茉優“星砂”「私の中に、“肉じゃが”と“コロッケ”がいる」

公式ホームページなどで公開されている予告動画には、額に血が付いた森園がシャベルを振り上げ、鈴之介の家に入ってくる姿が。鈴之介は動揺し、「ついに彼が僕を殺しに来た」と、恐れとも興奮ともとれる言葉を発する。

また、花束を持った悠日に、星砂が「振られたんじゃない?」とおどけたような口調で声をかける姿も。星砂が悠日にホースで水をかけていたずらをする様子からは、二人の仲が深まっていることが感じられる。

また、元監察医の小洗(田中裕子)に「私の中に、“肉じゃが”と“コロッケ”がいる」と告げる星砂も映し出されている。その表情は少し暗く、思いつめている様子だ。かねてよりささやかれている“二重人格説”を打ち明けていると捉えることもできる、気になるせりふとなっている。

「初恋の悪魔」第3話より/(C)NTV