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29日午後4時現在、福島県南部に活発な雨雲がかかり、土砂災害警戒情報が発表中です。今夜遅くにかけて土砂災害に厳重に警戒してください。土日の東北は晴れて猛暑日地点が増えるため、熱中症に要警戒。8月に入ると再び雨の範囲が広がり、大雨の恐れもでてきます。

福島県 29日夜も局地的な大雨に警戒

きょう29日(金)も福島県内は暖かく湿った空気の影響で、大気の状態が非常に不安定になっています。
午後3時40分までの1時間に塙町東白川では29.5ミリの強い雨が降り、周辺ではレーダの解析で50ミリ以上の非常に激しい雨が降ったとみられます。

午後4時37分現在、郡山市いわき市、須賀川市、田村市に土砂災害警戒情報が発表されています。
土砂災害警戒区域など急な斜面では、土砂災害がいつ発生してもおかしくない危険な状況です。
危険な斜面からは離れ、安全な場所で過ごすようにしてください。

このあとも今夜9時頃かけて、福島県内では局地的に1時間に50ミリ以上の滝のような雨が降る恐れがあります。
日付の替わる今夜遅くにかけて土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、川の増水などに警戒が必要です。落雷や突風にも注意してください。

土・日は猛暑 熱中症に警戒

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30日(土)と31日(日)は、東北地方は高気圧に覆われて晴れる所が多く、強い日差しが照りつけるでしょう。
にわか雨の範囲は狭まる予想ですが、福島県内を中心に山沿いは夕立の恐れがありますので、夏山登山は天気の急変に注意してください。

注目は予想最高気温です。
盛岡、山形、福島などで35℃以上の猛暑日が予想されます。日曜日が暑さのピークで、福島は体温超えの38℃予想です。
夏休みに入り、外出する機会も増えそうですが、熱中症の危険がかなり高くなります。

帽子などで強い日差しは避けて、喉の渇きを感じる前に水分をとるなど、熱中症対策が欠かせません。
めまいやふらつきを感じたら熱中症が始まっているサインです。すぐに涼しい部屋で休み、スポーツドリンクや経口補水液などをとりましょう。
自力で飲めない場合は、救急車を呼ぶようにしてください。

8月初めは広く雨 大雨の恐れも

8月は広く雨のスタートとなりそうです。要因のひとつは、現在、南海上を進んでいる台風5号です。
台風5号は7月末には黄海で勢力を落とし熱帯低気圧に戻る予想ですが、8月に入ると台風が運んできた熱帯由来の湿った空気が東北地方へ流れ込み、雨雲を発達させる恐れがあります。
台風から変わり進路予想図が描かれなくなってからの方が、東北にとっては大雨のリスクが高まりそうです。
最新の気象情報に注意してください。

東北 今夜は福島で土砂災害に厳重警戒 土日は猛暑 日曜は福島市38℃