道枝駿佑と福本莉子がW主演を務める映画「今夜、世界からこの恋が消えても」の公開初日舞台挨拶が7月29日、都内映画館で開催され道枝、福本、古川琴音、松本穂香、水野真紀、萩原聖人、三木孝浩監督が登壇。初日を迎えた感想、キャスト同士のお互いの印象などを語った。

【写真】キラキラの笑顔を見せる道枝駿佑

■切ない愛を描いた「今夜、世界からこの恋が消えても」

映画は一条岬の同名小説が原作。眠りにつくとその日の記憶を失ってしまう「前向性健忘」を患ったヒロイン・日野真織(福本)と、そんな彼女を献身的に支えるも、自らも大きな秘密を隠し持っている主人公・神谷透(道枝)の切ない愛が描かれる。

真織が「前向性健忘」を患っていることを理解し支える、頼れる親友・綿矢泉を古川が、透の姉・神谷早苗を松本が、娘を気にかけ寄り添う真織の母・日野敬子を水野が、透の父・神谷幸彦を萩原が演じる。

■緊張マックスの道枝、福本はボードのメッセージに感動

道枝と福本は、2人の出身地である大阪での舞台挨拶を終えたその足で、都内会場に駆けつけた。道枝は「すごい…緊張してます。なんかわかんないですけど吐きそう(笑)」と言いながらも、「無事、皆さんにお届けできたのですごく嬉しいですし、少しでもセカコイ の魅力が伝わればいいなと思います」と思いの丈を語った。

舞台挨拶では、ステージに、試写会などで同映画を見た観客からの感想を貼られたレコメンドボードが登場。そこに貼られた数々の感想を読んだ福本は「…感動してます!」と感無量の表情に。「本当に素敵な感想でぐっときてます」と言うと、古川も「私も今ぐっときてて胸がいっぱい」と同意した。

■「透明感が素晴らしいです!」の言葉に「いえいえ」と謙遜

真織の母を演じた水野はこの日が道枝と初対面。「透明感が素晴らしいです!」と印象を話すと、道枝は「いえいえいえ、そんなことないです」と謙遜しながらも「ありがとうございます」とお礼を。

また、登壇者全員でエレベーターに乗った時に「ドアを持って(押さえて)くれた」と道枝の紳士的な面も明かした。道枝は「あ、いえ、そんな…でも、スタッフさんがやってくれてたので僕がやっても意味なかった(笑)。せめてものというか…」と大照れ。水野が「いい思い出ができました(笑)」と言うと「良かったです!」と答え会場をほっこりさせた。

重ねて司会者が、今までの道枝のイメージと、今日実際会って印象が変わったかを尋ねると、水野は「期待どおり」と言い、「それなら良かったです」と道枝を安心させた。

最後に道枝は、映画公開初日を振り返り「本当に充実した1日でした。今日だけじゃなくて公開日までたくさん宣伝活動させていただいて。それは本当にスタッフの皆さんのおかげですし、その宣伝していただいたからこそ、公開初日にこんなにもたくさんのお客さんが来ていただいたと思うので本当にありがたいです」と感謝を述べ、福本も「盛りだくさんの1日でした」と笑顔を見せた。

「今夜、世界からこの恋が消えても」初日舞台挨拶が開催/※提供写真