マンチェスター・Cを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督が、新戦力や退団選手について言及した。28日、クラブ公式サイトがコメントを伝えている。

 2021-22シーズンのプレミアリーグで、リヴァプールとの熾烈な優勝争いを制し、見事リーグ2連覇を達成したマンチェスター・C。今オフにはノルウェー代表FWアーリング・ハーランドアルゼンチン代表FWフリアン・アルバレスイングランド代表MFカルヴィン・フィリップスなどを獲得し、3連覇に向けたチーム力強化を進めている。

 活躍が期待される新戦力だが、チームの勝利に貢献するためにも早い段階でのチーム戦術への適応が求められる。グアルディオラ監督は新戦力について、「まだ合流して数日しか経っていないが、感触はとても良いものだよ。みんながそう感じている」とコメント。続けて次のように語り、自身の戦術への適応を要求した。

「選手たちそれぞれが持つクオリティを我々のプレー方法に合わせるつもりだよ。我々のプレー方法を変えるつもりはない。もちろん、アーリング(・ハーランド)、フリアン(・アルバレス)、カルヴィン(・フィリップス)、そしてシュテフェン(・オルテガ)には、彼らがベストな状態でいてほしいし、自分がやりたいと思うプレーに適応してほしいと思っているよ」

 新戦力獲得の一方で、イングランド代表FWラヒーム・スターリングチェルシーへ)、ブラジル代表FWガブリエウ・ジェズス、ウクライナ代表DFオレクサンドル・ジンチェンコ(共にアーセナルへ)、元ブラジル代表MFフェルナンジーニョ(アトレティコ・パラナエンセへ)など、これまで主力としてチームを支えてきた選手の退団も相次いだ。グアルディオラ監督は退団した選手について、「我々がここ数シーズンで成し遂げてきたことは、彼らなしでは不可能だっただろう」とコメントし、感謝の意を示した。新シーズンからは対戦相手となるスターリング、G・ジェズス、ジンチェンコについては次のように付け加えた。

「ラヒーム(・スターリング)はチェルシーで、オレックス(ジンチェンコ)とガブリエウ(・ジェズス)はアーセナルで楽しめることを願っているよ。この3人は、ここ数シーズンで成し遂げたことに大きく関わっていたし、とても重要な選手だった。彼らの監督を務めたことは私にとって特権だ。これらの選手たちにたくさん助けられたことは、本当に幸運なことだったよ」

マンチェスター・Cを率いるグアルディオラ監督 [写真]=Getty Images