今月13日からスタートしたNHKの教養番組『笑わない数学』(NHK総合)に出演している、お笑いトリオパンサーの尾形貴弘。これまで数学とは無縁に思われた尾形がたった1人の出演者として抜擢されたことで、当初から周囲のみならず本人さえも「ドッキリでは」と疑惑を抱いていた同番組だが、タイトル通り“笑いナシ”で数学の世界を紹介する真面目かつ興味深い内容は多くの視聴者を楽しませている。しかしあまりにもイメージに合わない仕事だったことがきっかけで、出演料を巡るとんでもないトラブルに見舞われてしまったというから驚きだ。

難解かつ不思議な数学の魅力を尾形貴弘が淡々と語るという、かなり斬新な内容となっている『笑わない数学』。もちろん尾形への負担も相当なようで、番組の最後にはスタッフからの「カット」とともに疲労困憊の尾形が映し出されるのが定番に。27日の放送でも「手ごたえは全くないです」とすがすがしく語りスタジオを笑わせていた。

そんな尾形、28日にゲスト出演した『狩野英孝 ザ・ラジオショー』(ニッポン放送)の中で自身が直面したとんでもない仕打ちについて告白している。というのも、同番組の出演料が自分ではなく、相方である向井慧に振り分けられてしまったというのだ。

「納得できないことが1つある」とこの問題について語り始めた尾形は、「吉本の経理の人が、“尾形にNHK出れるわけねえ”みたいな…勝手な判断で向井に入れてんだよ」スタッフの勝手な判断により自身のギャラが振り込まれなかったと告白。笑いに包まれるスタジオとは裏腹に、「どうなってんの!?」「ちょっとおかしいだろ、これ」とすっかり怒り心頭の様子であった。確かに何かと周囲からいじられスベることも多い尾形とNHKは結びつきにくいが、尾形宛にきたであろう出演料を敢えて別人に振り分けたと考えると、スタッフにとっても尾形の番組出演はかなりの想定外だったのだろう。ちなみに振込の間違いを指摘したのは向井本人だったそうで「ちゃんと言ったから偉いよな。俺絶対言わないもん」と自らの下衆さをさらけ出し周囲からツッコまれていた。

身近なスタッフも驚くほど意外性のある仕事に果敢に挑戦している尾形だが、番組への出演は「めっちゃ嬉しい」と語っており、番組のために数学を猛勉強する日々だという。天才数学者たちを悩ませてきた規格外の問題に触れる同番組をきっかけに、尾形の新たな才能が開花することになるかもしれない。

画像3枚目は『ザ・ラジオショー【ニッポン放送・平日13時から!】 2022年7月28日付Twitter「#狩野英孝ラジオショー」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 根岸奈央)

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