「いろんな肉丼食べるなら、あそこに行っておかなくちゃでしょ！」とアドバイスを受けて向かったのが、下北沢にある『The旨いもんバル×（コラボ）the 肉丼の店 下北沢店』。肉丼だけで定番18種、その全てに並盛り、大盛り、メガ盛りがあり、肉好き、デカ盛り好きにとっては全メニューを制覇したくなる店です。
下北沢店は丼だけではなく、お酒やつまみも色々充実しているとのこと。それは行かないと！ どんな肉丼を食べようか、ウキウキしながら店に向かいます。
ランチタイムのメニューを開くと「極上イチボステーキ丼」「希少部位トモサンカクのステーキ丼」などのステーキ丼や「レアローストビーフ丼」「the肉丼の店のルーロー飯」「チーズダッカルビ丼」など18種。よく見ると、牛だけじゃなく、「ポークステーキ丼」や「チキンステーキ丼」、「カレー」もある。悩むだろうなぁと思っていたけれど、いざメニューを目にすると、本当に1つに絞るって難しい。
そこでお店の人に質問。あまり高くなくっておすすめのものはどれかを聞くと、「鉄板！！ 激うまカルビ丼」はいかがでしょうか？ と提案してもらったのでそれに決定。きっと肉の仕入れ状況で色々変わるんだろうけれど、今日はカルビが一押しなんだろうと思い注文。もちろんサイズは「メガ」です。
勢いをつけて食べたくなる「メガカルビ丼」781g
目の前にやってきたのは、蒸気の上がる焼きたて熱々の丼。早速計測です。直径18.5cmの丼に高さ約10cm、重さは781g（器の重さを除く）。
「肉はもちろん牛カルビ肉、タレは自家製のカルビだれで、コチュジャンベースですが辛さは控えめ。カルビの脂で辛味成分が抑えられるんですよ。こだわりは強火で一気に仕上げることですね。カルビ肉の下には海苔とキャベツ、上には卵黄が乗っています」。と話すのは店長の池口彰親さん。
ちなみにこのカルビ丼はランチ限定、18種あるメガサイズの丼で一番安いメニューです。「うちは高級ランクのお肉もリーズナブルな価格で食べられる店。黒毛和牛A5ランクの『サーロインステーキ丼』は並でランチ2000円（ディナー価格2200円）。これ、かなりお得なんですよ」。
確かに、銀座で黒毛和牛A5ランクのお肉をうたっている店なんて、ランチでも1万円近くになったりするもんなぁ～。そう考えると、下北沢で2250円は、かなりリーズナブル。
ちなみに、メガを完食するためのアドバイスを聞くと「途中で止まらないこと、ですね。と言ってもうちはそこまで多くないから、ほとんどのお客様が完食されていきますよ」。1kg未満、出来立てだから固くないのでアゴもそこまで使わない。確かに、食べやすいメガ盛り丼と言えるかも。
しかもキャベツがたっぷり敷いてあるし、卵黄でトロッとまろやかに味わえる。途中で飽きるとか、白ごはんだけ残る、みたいなこともなさそう。だからこそ、ほとんどの方が完食なんですね。
味わってみると、確かにコチュジャンの味が感じられるけれど辛さは尖っていなくて、むしろ甘味の方がたっている感じ。そして肉の下に敷かれた千切りキャベツがシャキシャキでいい食感。コチュジャン、海苔、ゴマで韓国風だけれど、でも韓国と日本のいいとこ取りをした丼、という味わいです。カルビの脂身の甘さが引き立っている美味しさ。バランスがすごくいいっ！
ちなみにこのカルビ丼は対象外ですが。「イチボステーキ丼」など18種の中の10種はゴハン大盛り無料、スープ付きで提供しているそうです。
ランチタイムは18種類×3段階のボリュームの丼、ディナータイムは種類豊富なワインと肉料理が楽しめる『The旨いもんバル×（コラボ）the 肉丼の店 下北沢店』。ワインはチリワインがおすすめとのことで「チリワインは日本人に飲みやすく、いいものが多いんですよ」と店長。グラス500円から楽しめるそうです。
また、2022年7月8日からは1ヶ月間、「牛すじカレー」を期間限定で提供。下北沢のカレーフェスは9月30日から1ヶ月間参戦、「牛すじカレー」に熟成されたパルメジャーノをふんだんに使った「パルミジャーノ積もる肉専門の超濃厚牛すじカレー」（1000円／ミニ500円）をこの期間だけ出すとのこと。秋にまた来るのが楽しみになります。
ちなみにこちらでは、チャレンジメニューで「ドデカMax肉のフェスティバル丼」もあります。ローストビーフ、チキンステーキ、ランプステーキ、スジとランプの旨煮など6種類のメガ盛りが一つになった丼で、1人で25分以内に完食したら1万円分のお食事券進呈。（要予約）。シェアして食べる場合は6名以内・8000円で注文できます。また、ディナータイムには「名物！ 豪快肉盛りプレート（1ポンド）」3600円なども用意されています。肉を思いっきり食べたくなったら、そしてワインと肉を満喫したくなったら、またここに来ること決定です。
（取材・文◎いしざわりかこ）
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