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 その猫は16歳で年老いてはいたがいたって健康だった。しかし、前の飼い主は猫の安楽死を希望し、動物病院に連れてきた。

 動物病院で働く友人から、この猫の事情と画像に関するメッセージを受け取った女性は、すぐに行動を起こした。

 猫の残りの猫生を共に過ごすべく家族に迎え入れることに。安楽死寸前で、第2のチャンスを得た猫は、今は女性と一緒に幸せに暮らす日々を送っている。

【画像】 元の飼い主から安楽死を希望された16歳の猫マックス

 今年6月、アメリカ・テキサス州に住むラミアマリーアル・ミラノさんは動物病院で働く友人からメッセージを受け取った。

 それは、16歳の老いた猫が安楽死の危機に瀕しているというもので、ラミアさんの心を痛めた。

 マックスというその猫の飼い主は、年老いているだけでまだ健康なマックスの安楽死を望んで、マックスを動物病院へ連れてきたという。

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 病院スタッフは、マックスの安楽死を避けるために新しい飼い主を探すことに必死になっていた。ラミアさんも協力した。

 しかし飼い主が見つからず、マックスの安楽死6月23日に予定された。

マックス、第2の猫生が与えられる

 ラミアさんは、このままマックスが安楽死させられることに胸を痛め、1時間半かけて友人のいる動物病院へと車を走らせた。

 ラミアさんは猫を飼う予定はなかったが、マックスを助けなければならないという気持ちがあったのだ。

マックスに会った時、自分の頭を私の頭に突き合わせてきました。その瞬間、会うべくして会ったのだと私は思いました。運命を感じたのです。

マックスも、きっと私が来ることを予感していたのかもしれません。

 少々困惑気味だったが次第に落ち着いたマックスは、ラミアさんの自宅に迎え入れられた。

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 前の飼い主は、動物病院でマックスに問題があるようなことを並べ立てていたようだが、ラミアさんはマックスが新しい環境にすぐに順応し、何の問題もないことを知った。

 マックスは、ただ愛されたかっただけなのだ。

 今、第2の生きるチャンスを与えられたマックスは、新しい飼い主となったラミアさんの後をいつも追いかけ、愛情を注いでくれるという。

マックスは、とてもおしゃべりな猫で、私たちはいつも会話しています。もちろんちゃんと会話として成立していますよ(笑)

私と一緒だと、マックスは安全だと確信しているようです。今は、マックスに出会えて良かったという気持ちしかありません。

 マックスの日常は、ラミアさんのインスタグラムアカウント『Maximilian Maxx Attack』から閲覧できる。

written by Scarlet / edited by parumo

 
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安楽死寸前で、新たな飼い主と巡り合えた16歳の老猫