メイン画像

きょう1日の関東は、日差しが照り付けますが、午後は山沿いを中心に、急な雨や雷雨に注意が必要です。日中は、内陸部を中心に、体温を超える暑さの所もあるでしょう。熱中症情報は、各地とも危険レベルですので、対策を心がけてください。

天気のポイントは?

画像A

きょう1日の関東は、強い日差しが照り付けるでしょう。曇りマーク1つの所でも、日の差す時間がありそうです。

ただ、天気のポイントは「午後は、雨雲や雷雲が発達しやすくなること」です。

太平洋高気圧の縁を回る「暖かく湿った空気」と「日中の暑さ」の影響で、きょう1日午後は、大気の状態が非常に不安定となるでしょう。発雷確率を見ますと、関東の内陸部で赤い表示の所があり、確率が高くなっています。

そのため、午後は、あちらこちらで雷を伴った「激しい雨」が降るでしょう。「激しい雨」とは、バケツをひっくり返したように降る雨で、道路が川のようになるくらいです。

特に、関東北部では、雨雲が発達しやすく、局地的に「非常に激しい雨」が降るでしょう。「非常に激しい雨」とは、滝のように降る雨で、車の運転は危険なレベルです。

大雨警報や洪水警報が発表される可能性がありますので、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒が必要です。また、落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうに、ご注意ください。

こんな前兆を感じたら すぐに安全な所へ

画像B

外にいる時、雷雲が近づいているかどうか、誰にでも簡単にわかる方法があります。

雷雲が近づくサインは3つ。「真っ黒い雲が近づく」「ゴロゴロと雷の音が聞こえる」「急に冷たい風が吹く」です。このような変化を感じたら、まもなく激しい雨が降ったり、雷が鳴ったりする恐れがありますので、すぐに安全な所へ避難してください。

また、単独の雷雲による激しい現象は、30分から1時間程度で弱まることが多いです。スマホなどで雨雲レーダーをチェックするなど、最新の情報を確認しながら、安全な場所で雷雲が過ぎるのを待ちましょう。

気温のポイントは?

画像C

そして、気温のポイントは「日中は、危険な暑さになること」です。

最高気温は、35℃くらいまで上がる所が多いでしょう。熊谷や前橋は、37℃の予想です。体温を超える暑さで、湿度も高いので、不快な蒸し暑さとなりそうです。熱中症情報を見ますと、各地とも、一番上のレベルの「危険」となっています。

無理をしないで、適度にエアコンを使うなど、なるべく涼しくしてお過ごしください。

あると便利 熱中症対策グッズ

画像D

夏のレジャーなど、暑い中、外で過ごす時には、熱中症対策として、次のようなグッズがあると、便利です。

① ペットボトルや水筒に入った飲み物(水やスポーツドリンクなど)を用意して、気づいた時に、すぐ水分補給ができるようにしましょう。また、塩分タブレットや塩分の含まれた飴があると、大量の汗によって失われた塩分を、手軽に補給できます。

② 日傘や帽子で、日差しの暑さを遮りましょう。晴れた日は、地面に近い所ほど気温が高いため、背の低いお子さんは、大人よりも暑い空気に包まれてしまいます。また、帽子をかぶると、熱中症対策だけでなく、紫外線対策にも効果的です。帽子は、時々はずして、汗を蒸発させましょう。さらに、海岸など日陰のない所でのレジャーでは、日よけテントがあると、日陰を作り出すことができます。

扇子うちわ、携帯扇風機もおススメです。涼しい風で、体を冷やすことができます。

④ 冷却シートなどの冷却グッズも、上手に利用しましょう。ネッククーラーは、太い血管が体の表面近くを通っている首元を冷やすため、効率よくクールダウンできます。また、保冷剤や氷があれば、タオルなどにくるみ、体(首、脇の下、太ももの付け根など)にあてて、冷やすことができます。他にも、スカーフやバンダナがあると、水で濡らして首や頭に巻けば、水が蒸発する時にまわりの熱を奪うため、体温を下げることができます。

熱中症を予防するには、熱中症対策グッズを用意するだけでなく、なるべく涼しい所でこまめに休憩することや、「水分をとっている?」「少し休んだほうが良いよ」など声をかけ合うことも、忘れないでください。

1日月曜の関東 山沿い中心に「急な雨・雷雨」に注意 「危険な暑さ」で熱中症に警戒