フランクフルトの元ドイツ代表MFマリオ・ゲッツェが、8月1日に行われたDFBポカール1回戦マクデブルク(2部)戦を振り返った。同日、クラブ公式サイトが伝えている。

 昨シーズンのヨーロッパリーグ王者に輝き、チャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得したフランクフルト。1959-60シーズン以来のCLへ挑戦するフランクフルトの長い長い2022-23シーズンが8月1日、DFBポカール1回戦マクデブルク戦で幕を開けた。試合は4分、MFゲッツェが攻撃のスイッチを入れると、最後はMF鎌田大地が決めて先制に成功。さらに2-0で迎えた59分、再び鎌田がゴールネットを揺らしてリードを3点差に広げる。試合終了間際にダメ押しとなる4点目を決めたフランクフルトは、新シーズンの初戦を勝利で飾り、DFBポカール2回戦へ駒を進めた。

 今夏の移籍市場でPSVからフランクフルトへと加入したゲッツェは「4ゴールを奪い、無失点で試合を終えた。(GKケヴィン・トラップの)PKストップも含めて、この段階ではとても重要なことだ。僕たちはとても満足しているし、良いパフォーマンスを発揮したと思う」と振り返りつつ、「納得のいく勝利で、スタートを切れたことはとても大きい。5週間のプレシーズンを経て、初戦を心待ちにしていたからね」と白星スタートを切れたことに喜びを示した。

 また、MF鎌田大地の先制ゴールに触れたゲッツェは「フィリップ(・コスティッチ)の素晴らしいクロスを、ダイチが見事に決めた。強い決意がこもった、スピーディーなシュートだったよ」と称賛。その一方で「全体を通して、常に改善すべき点もあった。単純なミスが多かったし、ポゼッションをもっと安定させないとね。今日の試合は、僕たちがさらに飛躍するための足掛かりとなるだろう」と始まったばかりのシーズンを戦い抜くために、改善するべき点を明かしている。

鎌田大地(左)の先制点を称賛したゲッツェ(右) [写真]=Getty Images