2022年8月12日(金)~8月31日(木)シネ・リーブル池袋にて、NTLiveアンコール夏祭りが開催される。

イギリスで演劇界最高峰のオリヴィエ賞を受賞した作品や、英国を代表する俳優たち(ベネディクトカンバーバッチ/イアン・マッケラン/ジェイムズ・マカヴォイなど)の主演作を、ベストアングルで捉えた見応えある映像で観劇できる貴重な機会となる。

上映作品

『シラノ・ド・ベルジュラック』

『シラノ・ド・ベルジュラック』 (C)️ Marc Brenner

『シラノ・ド・ベルジュラック』 (C)️ Marc Brenner

原題:Cyrano de Bergerac 上演劇場:プレイハウス・シアター
上映時間:約3時間6分(休憩約20分含む) 作:エドモン・ロスタン 脚色:マーティン・クリンプ
演出:ジェイミー・ロイド 出演:ジェームズ・マカヴォイ

シノプシス:大きな鼻のコンプレックスに悩みつつ、 一人の女性を胸中で恋い慕い続けたシラノの物語は、 1897年に初演されて以降、 世界各地で上演が繰り返され、 何度となく映画化・ミュージカル化もされている。 その名作中の名作が、 今回、 マーティンクリンプによって現代語訳された上演台本と気鋭の演出家ジェイー・ロイドによるミニマルなステージングによって、 装いも新たに生まれ変わった。 主演は映画「X-MEN」シリーズで知られるジェームズ・マカヴォイ。 2020年ローレンスオリヴィエ賞でリバイバル賞を受賞!そのほか、 主演男優賞(マカヴォイ)・助演女優賞(ミシェール・オースティン)・音響デザイン賞・演出賞

『リア王』

『リア王』 (C)️ Johan Persson

リア王』 (C)️ Johan Persson

原題:King Lear 上映時間:約3時間50分
作:ウィリアム・シェイクスピア 演出:ジョナサン・マンビィ 出演:イアン・マッケラン

シノプシス:シェイクスピアの四大悲劇の一つ。 退位にあたり3人の娘の愛情を試した老王リアだったが、 長女と次女に裏切られ、 国を追われてしまう――。 名優イアンマッケランが圧倒的な演技力と存在感で老王リアが辿る悲しい末路を体現する。 演出を手掛けるのは堤真一主演の『民衆の敵』など日本でも活躍するジョナサン・マンビィ。

『ブック・オブ・ダスト』

『ブック・オブ・ダスト』 (C)️ Manuel Harlan

『ブック・オブ・ダスト』 (C)️ Manuel Harlan

原題:The Book of Dust  上映時間:約2時間50分 初演劇場:ブリッジ・シアター
作:フィリップ・プルマン 演出:ニコラス・ハイトナー
出演:サミュエル・クリーシー、 エラ・デイカーズほか


シノプシス:主人公マルコムは彼のダイモンのアスタと、 知り合いのアリスと彼女のダイモン・ベンと一緒にある組織に狙われる赤ちゃんライラを連れて旅に出ることになる。 果たしてライラを守ることはできるのか?大ヒット小説『ダーク・マテリアルズ/黄金の羅針盤で描かれた世界から12年前を描く冒険物語。

『誰もいない国』

『誰もいない国』 (C)️ Johan Persson

『誰もいない国』 (C)️ Johan Persson

原題:No Man’s Land 上映時間:約150分 初演劇場:NY・コート劇場
作:ハロルド・ピンター(ノーベル文学賞受賞者) 演出:ショーン・マサイアス(『ベント』)
出演:イアン・マッケラン、 パトリック・スチュワート、 オーウェン・ティール(「ゲーム・オブ・スローンズ」) ダミアン・モロニー(『ハード・プロブレム』)

シノプシス:ある夏の午後、 パブで飲んでいた年老いた作家ハーストとスプーナーは酒が進むにつれ会話が誇張され、 事実と空想の境が分からなくなっていく。 やがてパワーゲームと化した彼らのやり取りは、 二人の若者の登場でより複雑になっていく――。 ノーベル文学賞に輝いた劇作家ハロルドピンターの1975年初演作。 過去の背景や現在の関係性、 力関係の分からない男たちの会話劇で、 “イギリスの宝”ともいうべき名優イアンマッケランとパトリック・スチュワートが競演。 超豪華な二人の演技対決は必見だ。

『フランケンシュタイン』

原題:Frankenstein 上映時間:JLM怪物版 2時間15分/BC怪物版 2時間20分
作:メアリー・シェリー 音楽:アンダーワールド 演出:ダニー・ボイル
出演:ベネディクトカンバーバッチ、 ジョニー・リー・ミラー

シノプシス:ローレンスオリヴィエ賞で見事に主演の2人ベネディクトカンバーバッチとジョニー・リー・ミラーが主演男優賞を同時受賞した傑作舞台。 有名すぎるメアリー・シェリーの原作ですら、 アカデミー賞監督ダニーボイルが演出すると今まで見たことのない新しい世界へと生まれ変わり、 怪物の抱えた心の動きにグイグイ引き込まれること、 間違い無し。

『プライマ・フェイシィ』

『プライマ・フェイシィ』   (C)️ Helen Murray

『プライマ・フェイシィ』 (C)️ Helen Murray

原題:Prima Facie 上映時間:約2時間2分(休憩なし)
作:スージー・ミラー 演出:ジャスティンマーティン 主演:ジョディ・カマー
照明:ナターシャ・チヴァース 音楽:レベッカ・ルーシー・テイラー サウンド:ベン・リンガム&マックス・リンガム
上演劇場:ハロルド・ピンター劇場

主人公テッサは若く優秀な法廷弁護士で、 労働者階級から身を起こし、 ひたすら戦い続けてトップクラスの弁護士になった。 しかし予期せぬ出来事で、 彼女は家父長的な法の力、 立証責任、 モラルの境界線などといった法律と社会が抱える矛盾などに直面。 本作でジョディ・カマーは、 感情や経験が社会のルールと衝突し引き起こす問題の核心に迫るジャスティンマーティン(2017年の舞台『ジャングルスティーブン・ダルドリーと共に演出)が演出を務めるこの作品は、 ロンドンウエストエンドのハロルドピンター劇場から撮影された。