小学校低学年ほどの子供が行方不明になったとき、大人たちは誘拐事件を想像するほかに、「遊んでいて不測の事態に見舞われたのでは」「事故に見せかけた故殺か」と、あらゆる可能性を考えなければならないだろう。
アメリカ・テキサス州で今、ある少年の不可解な死が話題を呼んでいるという。『abc13 News』『KHOW News』などが伝えた。
■早朝に通報
郡保安官事務所の発表によれば、死亡したのはハリス郡スプリングのバーナムウッド地区に暮らしていたトロイ・コエラーくんという7歳の少年だ。
トロイくんは7月28日の朝に姿が見えなくなり、同日午前5時20分頃に両親が警察に通報。駆け付けた警察官たちは自宅内や付近の捜索を行った。
関連記事：不法投棄のラブドール 名前をつけ被害者として丁重に扱う警察に反響集まる
■ガレージに置かれた洗濯機に
捜索を開始して約2時間後、トロイくんは洗濯機の中でぐったりとしているところを発見され、その後に死亡が確認された。
洗濯機はガレージにあり、警察はトロイくんの前日からの行動や家庭内での会話などについて、両親への聞き取りを徹底的に行った。
■かくれんぼ事故か否か
郡保安官事務所は、洗濯機に水が充満していたのか、少年がかくれんぼとして内部に入り込んだのか、スイッチを誰かが入れて作動していたのかなどについては一切言及していない。
ただし気になる点として、トロイくんが暑いにもかかわらず服を着て入っていたこと。通報者は父親だったが、警察が到着するまでガレージを探し回っていなかったことが挙げられている。
■2019年に養子に
トロイくんは、2019年にある家庭から養子として迎えられていた。一家にはトロイくんの他に子供はおらず、その町に引っ越してきて2週間ほどしか経っていないという。
郡保安官事務所は、以前からの親子関係や家庭環境についても確認。その結果、両親の身柄を拘束し、さらなる取り調べを行っている。
・合わせて読みたい→刑務所内で恋仲になった男の受刑者と女看守 脱獄ほう助の末そろって逃走
コメント