サンシャイン水族館(東京・池袋、館長:丸山克志)では、8月21日(日)までの期間、特定の生き物の魅力を飼育スタッフならではの視点でご紹介する「サンシャイン水族館 いきもの研究室」の爬虫類両生類編を開催中です。
 本通信ではサンシャイン水族館で飼育しているカメたちの秘密を大公開。ぜひご来館前にカメについての知識をつけて「サンシャイン水族館 いきもの研究室」の爬虫類両生類編をより一層お楽しみください!
※本リリースはこちらよりダウンロードいただけます→https://prtimes.jp/a/?f=d20364-20220804-50edef8cc2ff021464110dfdacbdc435.pdf

キバラクモノスガメ

展示している施設は少なく貴重 「キバラクモノスガメ」
マダガスカルに生息。甲羅の背側(背甲)の模様がクモの巣のように見えることが名前の由来。全長15cm程度の小型のカメで、乾燥した草原や森林に生息し、雨季に活発に活動をします。長い乾季には地中で夏眠をして雨季が来るのを待ちます。
腹甲(お腹側の甲羅)が動くのが特徴。頭をすぼめると蓋のようになり、より守りに特化します。
サンシャイン水族館の展示では、生息地の乾季と雨季と同じような環境にするため、雨季の時期には朝と夕方に霧吹きで水をまいています。
かつてはペットとして飼育されることもありましたが、現在はワシントン条約附属書I類(絶滅の恐れが高い種)に掲載されたため、商業目的での国際取引は禁じられ、大変貴重なカメとなっています。
サンシャイン水族館では小松菜、キャベツ、リンゴをあげています。

ビルマホシガメ

世界一美しいと言われる 「ビルマホシガメ」
ミャンマー北部に生息。全長30cmほどで、寿命は健康状態が良ければ50年~100年近く生きることができます。かたい甲羅で防御に特化。自然界では野草を好んで食べます。
特徴的な星のマークのようにみえる甲羅から、「世界一美しいカメ」と言われていることもあります(諸説あり)。
密猟や食料目的の乱獲で絶滅が危ぶまれ、ワシントン条約附属書I(絶滅の恐れが高い種)に掲載されています。
サンシャイン水族館では野菜と合わせて野草も与えることで、長期的に見た際の病気のリスク低減やカメに食事の選択の余地を作ることを意識しています。当館で飼育しているビルマホシガメは小松菜が大好物です。

ビルマホシガメについての解説動画https://www.youtube.com/watch?v=zT0YDtuLsWM

パンケーキガメ

パンケーキのようにやわらかい体? 「パンケーキガメ」
名前の通り、パンケーキのように平たくてやわらかい体が特徴です。全長20cmほどで甲羅はやわらかく弾力があり、岩の隙間に体を挟んで身を守ります。岩場に生息している為、立体行動も得意で、急な岩場も登ることが出来ます。隙間に入ったり登ったりする動きに適応するために甲羅がやわらかくなったものとみられます。
身を守る手段は、頭をすぼめることより隙間に隠れることなので、サンシャイン水族館の展示でもエサを食べるか、隙間にいるかが1日の過ごし方。
サンシャイン水族館では小松菜・キャベツ・リンゴを細かくみじん切りしてまぜたものをあげています。

アジア最大のリクガメ!! 「ムツアシガメ」
南アジア東南アジアなどの低地のじめじめとした森の中や高温多湿の場所に生息。後ろ足と尾の間にトゲ状の鱗があり、足が6つにみえることから「六足亀(むつあしがめ)」と呼ばれます。
全長最大約60cm、体重約40kgにまで達する、アジア最大のリクガメ

サンシャイン水族館のムツアシガメ “ムッちゃん”
ムッちゃんはメスで体重が約18kg、全長約50cm。性格はおとなしい。
当館に来て今年で23年。当館のカメの中では最長飼育個体(推定23歳)となります。
普段はバックヤードにいますが、夏~秋にかけて、雨が降っていなく、暑すぎず日差しが強くない午前中にはマリンガーデンに散歩で登場するので、出会えたらラッキー。小松菜を食べる食事シーンも見られるかも!
ムッちゃんはリンゴが大好物です。嗅覚がするどいので離れたところからでもリンゴをみせるとやってきます。

  • カメの不思議

驚異の寿命・研究が進む老化しないカメ
「鶴は千年、亀は万年」とも言われますが、カメは他の生き物に比べて寿命が長い種類が多い生き物です。過去に記録された最高齢のカメは、「ガラパゴスゾウガメ」で、175歳。 「アメリカハコガメ」は100歳以上で、「ワニガメ」は150歳以上。また、身近な川や池に生息する「クサガメ」の寿命は、60年以上です。今のところ、なぜカメが長生きできるのかは解明されていません。
しかし、カメの暮らしや体の構造に秘密があり、省エネルギーで活動できることが、カメが長寿である秘訣なのかもしれません。
近年、海外の研究組織でも「老化現象が表れない“カメ”」について注目が集まっていて、世界でもカメの寿命や老化についてはますます関心が高まりそうです。

世界を4色で見る?ハイスペックな視覚
人間は赤・青・緑の3色を組み合わせて色を識別しているのに対して、リクガメに見えているのは4色(赤・青・緑・紫外線)だと言われています。果たして一体どのような見え方をしているのでしょうか……。

食べ物や水を嗅ぎ分ける?ハイスペックな嗅覚
リクガメにはクチバシの上に小さな鼻の穴が2つありますが、嗅覚がかなり優れており、食べ物や水を嗅ぎ分けたり、他の生き物や人間を匂いで識別したりすることができるそうです。匂いをたどって巣に帰ったり、匂いで好きな場所を覚えたりすることも。

卵の時の温度で性別が決まるのは本当か?
私たち哺乳類では受精の時にオスになるかメスになるかが決まりますが、カメやワニでは卵の時の周りの温度により性別が決定する種類がいます。一般的なミドリガメを例にとると、28℃以下では全てオス、30℃以上では全てメス、29℃ではオス・メス両方が産まれるという報告があります。もし、温暖化等が進み平均気温が高くなってしまうとメスしか生まれなくなってしまい、絶滅してしまう可能性もあるのです。

イベント名:サンシャイン水族館 いきもの研究室
開催期間:2022年6月17日(金)~9月25日(日)
第1弾「クラゲ6月17日(金)~7月10日(日) <終了>
第2弾「爬虫類両生類7月13日(水)~8月21日(日)
第3弾「チョウチョウウオ8月24日(水)~9月25日(日)
料金:水族館入場料のみでお楽しみいただけます。
内容:普段は展示していない生き物の展示や解説パネルを設置し、
特定の生き物の魅力を飼育スタッフならではの視点でご紹介します。
爬虫類両生類」開催期間には、特設水槽にてホオアカドロガメを特別展示しています。
https://sunshinecity.jp/aquarium/event_performance/event/entry-21827.html

ホオアカドロガメ

【特別展示中!】ホオアカドロガメ
腹甲が動くのが特徴。キバラクモノスガメよりさらに守りに特化している。
頭をすぼめると蓋のようになりより守りに特化。
中南米の流れが緩やかな池や川に生息する水棲のカメです。
頬部に赤みが入ることからホオアカドロガメの名が付きました。

※本リリースはこちらよりダウンロードいただけます→https://prtimes.jp/a/?f=d20364-20220804-50edef8cc2ff021464110dfdacbdc435.pdf

サンシャイン水族館ではお客様に安心してご来館いただくため、新型コロナウイルス感染症拡大防止に努めております。ご来館の際には、ご理解とご協力をお願いいたします。詳しくはサンシャイン水族館 ウェブサイトをご確認ください。
https://sunshinecity.jp/aquarium/news/entry-14803.html
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サンシャイン水族館 概要
所 在 地 :東京都豊島区東池袋3-1 サンシャインシティ ワールドインポートマートビル・屋上
営業時間:9:30~21:00 ※最終入場は終了1時間前 ※変更の場合あり※7/16(土)~8/5(金)・8/16(火)~8/29(月)9:00~21:00 、8/6(土)~8/15(月)8:30~21:00
入場料:大人(高校生以上)2,400円、こども(小・中学生)1,200円、幼児(4才以上)700円  ※変更の場合あり問合せ先:サンシャイン水族館 03-3989-3466 https://sunshinecity.jp
※日時指定チケットの購入、または日時指定WEB整理券の取得が必要な場合がございます。詳しくは、水族館 ウェブサイトをご確認ください。
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