エヴァートンが中盤2選手の獲得を決めそうだ。6日、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏が、自身の『Twitter』で伝えている。

 報道によると、エヴァートンはリールのベルギー代表MFアマドゥ・オナナ、パリ・サンジェルマンPSG)のセネガル代表MFイドリッサ・ゲイェの2選手を獲得間近とのこと。オナナに関しては、現地時間の今朝にメディカルチェックを受診。移籍金3600万ユーロ(約50億円)+ボーナス400万ユーロ(約6億円)に加えて、次回オナナがエヴァートンから移籍する際に、その額の20パーセントをリールが受け取る条件で合意にも至っているようだ。

 また、エヴァートンはゲイェの獲得も近づいているとのこと。取引成立は時間の問題であると、ロマーノ氏も伝えている。

 現在20歳のオナナは、ホッフェンハイムの下部組織出身。2020年夏にハンブルガーSVへと移り、そこでトップチームデビューを果たすと、翌年リールに移籍。身長195センチメートルの恵まれた体格を活かしたプレーが持ち味のボランチだ。昨シーズンのリーグ・アンでは31試合に出場している。

 一方で、ゲイェは現在32歳。リールの下部組織出身で、2015年夏にアストン・ヴィラへと移籍。同クラブの降格に伴い、2016年夏にエヴァートンへと活躍の場を移した。2019年夏にPSGへと移籍し、昨シーズンはリーグ・アンで26試合に出場した。

 連続69シーズン目のトップリーグに挑むエヴァートン。最終盤まで降格の危機に瀕した昨シーズンの二の舞を避けようと、精力的に市場で動いている。

エヴァートンがオナナ(左)&ゲイェ(右)獲得で中盤増強に近づく [写真]=Getty Images