映像配信サービスdTVで「007 慰めの報酬」(2008年)でボンドガールを務めたオルガ・キュリレンコ主演のサスペンススリラー「ウィッシュ・ルーム」が配信開始された。本作は劇場未公開で配信でしか視聴できない作品となっている。
■「ウィッシュ・ルーム」あらすじ
ニューヨークから田舎町に移住してきた新進画家のマット(ケヴィン・ヤンセンス)と妻のケイト(オルガ・キュリレンコ)は、新居に奇妙な隠し部屋を見つける。そこは願ったものが何でも手に入る夢のような部屋だった。最初は戸惑う2人だったが、贅沢な望みを次々とかなえていくうちに欲望をエスカレートさせていく。そんなある日、子どもに恵まれずにいたケイトは赤ん坊を願って手に入れてしまう。やがて不都合な事実が発覚し、部屋の秘密を探り始める。そして解き明かされていく過去の恐るべき事件、怪しげな男の存在、いつの間にかそこは逃げ場のない恐怖の空間になっていく。
■配信でしか見られない劇場未公開作品
本作は、フランス・ベルギー・ルクセンブルク合作のサスペンススリラー。監督・脚本は長編アニメ映画「ルネッサンス」(2006年)で注目されたクリスチャン・ヴォルクマンが担当。本作ではスピード感あふれる演出で、テンポのいいスリリングな世界を作り上げ、中盤以降は怒濤の展開を迎えます。主演は「007 慰めの報酬」のボンドガール・カミーユ役で知られるオルガ・キュリレンコ、その夫役には「REVENGE リベンジ」(2017年)のケヴィン・ヤンセンス。
願いをかなえる部屋を手に入れた夫婦が、始めはお金やドレスなど贅沢品を次から次へと手に入遊びつくした挙句、本当にほしかったものについて考えるという流れに、人間のリアルが現われている。本作は劇場未公開作品、配信でしか視聴できない作品となっている。
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