2022年9月6日から28日の会期で日生劇場にて上演される、シェイクスピアの傑作喜劇『夏の夜の夢』の製作発表記者会見が8日、都内にて開催。演出の井上尊晶氏、音楽を担当した松任谷正隆、出演者の中村芝翫、南果歩、髙地優吾(SixTONES)、生駒里奈宇梶剛士が出席した。

原作の役名や台詞はそのままに、世界観を日本に移した新演出となる本作。オーベロンとテーセウスの一人二役を主演の中村が、妻のティターニア/ヒポリュテを南が演じる。


青年ライサンダー役の髙地は「ジャニーズの舞台にしか立ったことがなくて、外部の舞台に初めて出演させていただきます。それがまさかのシェイクスピア作品というので、お話をいただいたのが1年前くらいなんですけど、1年前から緊張していました」と告白。


「自分に務まるかなっていう不安もすごいあった」としつつ、「メンバーの京本大我のお父さんの京本政樹さんが芝翫さんだったり宇梶さんだったり、皆さんと繋がっていて『いい人たちだから大丈夫』とお尻を押していただいた」と打ち明けた。


実際の稽古の様子については「実際に稽古場に入ってみると思い描いていた厳しそうな現場とはかけ離れていて、すごい楽しい現場」とコメント。


【画像】笑顔をみせる髙地優吾


「稽古場に行くのがすごく楽しみで『早く稽古したいな』って思えるような現場なのですごくありがたい」と楽しく稽古に臨んでいることを明かした。


また南や宇梶らが日生劇場に立つのは初めてだと語った一方で、髙地は「皆さん日生劇場初めてというんですけど、僕、日生劇場にめちゃくちゃ立たせていただいていまして」という。「楽屋とか迷子になったら僕に聞いていただければ全部案内できるくらいなので、ぜひ聞いてください」と笑いを誘った。


SixTONESのメンバーも舞台を見に来るのか尋ねられると「あまり来てほしくはないんですけど」と苦笑しながらも「SixTONESにいる髙地優吾とはガラリと変わった一面を見せられるように、いつメンバーが来てもいいようにしっかり稽古を頑張っていきたいなと思います」と答えていた。


さらに、ライサンダーの恋人ハーミアを演じる生駒は「やっぱり私は舞台が大好き」とした上で、「久しぶりの舞台稽古も、自分にとっては高い壁が毎日毎日やってきて、それを毎日越えられない状態」と吐露。


その一方で「いつかこの高い壁を乗り越えられたら、自分はもっともっと成長していい俳優になれるんじゃないかなっていう、そんな毎日を過ごすことが楽しくって」と前向きに語った。

ドワンゴジェイピーnews